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最終更新日 2024年3月31日

情報発信元 経営戦略室

令和2年 越前市10大ニュース

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新型コロナウイルス感染症の世界的流行

県内にも感染拡大

マスクを着用し授業を受ける子どもマスクを着用し授業を受ける子どもたち

ソーシャルディスタンスを保ち実施した入学式ソーシャルディスタンスを保ち実施した入学式

医療従事者等へのメッセージ看板市が設置した医療従事者等へのメッセージ看板

昨年(2019年)末に中国武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症は、世界中に蔓延し、12月23日現在の感染者数は7千800万人を超えています。

我が国においても、1月中旬に国内初の感染者が確認されて以降、感染者数は20万人を超え、未だ終息が見えない状況です。

県内でも3月18日に初の感染者が確認されて以降、4月初旬にかけて「県内第1波」が発生し、市内においても3月27日に最初の感染者が確認され4月22日までに18人が感染しました。

その後、一旦収束が見られたものの、8月中旬からはカラオケ喫茶を中心とした「県内第2波」が発生し、市内においても7月31日から9月2日までに10人の感染者が確認されました。

12月24日現在、県内では339人の感染が確認されており、市内においても29人の感染者が発生しましたが、市民と行政等の関係機関による感染防止対策の徹底により、重大な感染拡大には至っていません。

市民生活に多大な影響

窓口での感染防止対策ビニールカーテンなどによる窓口での感染防止対策

飛沫感染防止対策を講じた学校給食飛沫感染防止対策を講じた学校給食

新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大を受け、国は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、4月7日に緊急事態を宣言しました。

外出自粛や学校の休校、施設・店舗の利用制限、イベントの中止などが要請されたことで、これまで当たり前とされていた生活が一変しました。

さらに、国は5月に感染拡大防止策として、「新しい生活様式」を示し、マスク着用や手洗い・消毒の徹底のほか、「3密」の回避や不要不急の外出自粛、ソーシャルディスタンスの確保といった行動を呼びかけました。

教育においては、首相要請により、3月2日から5月31日まで市内の学校・幼稚園を3カ月間、臨時休校・休園したため、夏休みを9日間に短縮し、修学旅行の行き先を近隣に変更するなど、学校生活も大きな影響を受けました。

経済活動においても、業種を限定した休業などが要請されたことで、特に飲食店は営業自粛や営業時間短縮により売り上げが大幅に減少するなど、大きな打撃を受けました。

その他、定期的な医療機関の受診者が、感染を恐れるあまり受診を控え、体調を悪化させてしまうことが問題になるなど、全市民に大きな影響がありました。

国・県・市の対応

遊具使用中止の張り紙使用を中止した遊具感染防止対策として使用を中止した「だるまちゃん広場」の遊具

寄付金募集チラシ

地域応援商品券地域事業者応援チラシ市が実施した各種対策

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と影響緩和のため、国・県・市は連携して積極的な対策を講じました。

国は、専門者会議などの提言を受け、感染拡大防止策の要請・周知、定額給付金等の給付を含む3次にわたる補正予算編成等の経済対策などを行ってきました。

県も、県民行動指針を定め、感染拡大防止を呼び掛けたほか、休業した飲食店への補償等の実施など、県内事業者への支援を行いました。

市では、2月18日に市新型インフルエンザ等対策本部を設置し、12月24日までに52回の本部会議を開催して、市民の安全確保と地域経済の維持・活性化について、全庁を挙げて取組みを進めてきました。

また、本年度は計100億円余を計上した12回の補正予算を編成し、子育て世帯や特別障がい者の生活支援、福祉サービス事業所等への支援、中小・小規模事業者等への支援、公共交通事業者等への支援などを実施しました。

新庁舎の開庁

新庁舎オープン新庁舎オープン

1月6日に新庁舎が開庁し、業務を開始しました。

新たな庁舎は、高度な耐震性・防火性及び防災機能を有し、行政機能に加え、生涯学習機能などの市民利用機能を備えています。

特徴としては、四方正面の考え方のもと、玄関が東西南北の4か所にあり、内外装の建築資材には市の伝統的工芸品などを使用し、温もりのある空間づくりを心掛けました。

新庁舎に新たに設けた総合窓口では、来庁された市民の負担軽減や待ち時間の短縮が図られています。

市民利用機能として整備した西棟には、多目的ホール(eホール)や和室、調理室、カフェ、展望ラウンジを設置し、多くの市民に利用されています。

現在は大屋根の鉄骨工事を終え、仕上げ工事を行っており、来年春のグランドオープンに向け、県のシンボルロード整備事業と一体的に、庁舎前ひろばの整備を進めています。

武生中央公園の賑わい・魅力、さらに向上

2020たけふ菊人形2020たけふ菊人形

武生中央公園は、6月に公表された令和元年県内観光客入込数において、県内1位の約142万人が訪れました。

また、「2020たけふ菊人形」は、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、「新しい生活様式」に基づき、来場者の安全を第一に事業規模を縮小して10月9日から11月8日まで開催し、約11万7千人が来場しました。

昨年4月に同公園内に設置した「かこさとしを偲ぶ碑」の周辺には、5月1日に「からすのパンやさん」をモチーフにした新エリアがオープンしました。

子ども達が輪になって座ることのできる「クロワッサン」をイメージしたウッドデッキベンチや「かまどテーブル」があり、紙芝居などが上演できます。

同公園のさらなる魅力向上と来年の第70回たけふ菊人形に向け、本年度から菊人形館と大型遊具の老朽化対策を進めており、水泳場については県内初のパークPFIとして、民間施設と連携した屋内プールの整備・管理運営計画の公募を実施し、計画の認定を行いました。

南越駅(仮称)と周辺まちづくりが前進

駅舎建築着工駅舎建築工事の着工

北陸新幹線南越駅(仮称)周辺のまちづくりの方向性と土地利用の方針を示す、市南越駅周辺まちづくり計画を3月に策定しました。

計画では、自然や歴史・文化など地域特性を生かした「フォレストシティ」と、先端産業など未来都市の創造を目指す「越前市版スマートシティ」をまちづくりの方向性として定めました。

これらの実現に向け、本年度は適切な開発を誘導するための市まちづくりガイドラインの策定を進めています。

また、南越駅(仮称)の駅名については、8月11日に西日本旅客鉄道株式会社金沢支社へ駅名候補の要望書を提出し、来年春に同社が決定する予定です。

一方、北陸新幹線の開業に向けては、11月9日に南越駅(仮称)の駅舎建築工事が着工されましたが、11月11日には鉄道・運輸機構が与党PTの会合において、工期が1年半程度遅れていることや、事業費が約2,880億円増額する見込であることを報告し、最終的には工期の1年程度の遅れと事業費の約2,658億円の増額が決定しました。

市は国に対し、地方負担の軽減等を引き続き求めるとともに、計画通り「道の駅」や駅周辺の整備などに取り組む考えです。

野外コウノトリの巣立ち実現

コウノトリの巣立ちコウノトリの巣立ち

平成28年に坂口地区で放鳥したオス「たからくん」(JO138)と同年に兵庫県豊岡市で生まれたメス「みやび」(JO132)のペアが3月に安養寺町の人工巣塔で産卵し、4月に4羽のひなが誕生しました。

4羽は6月から7月にかけて田んぼに降り立ち、本市で初めて野外コウノトリの巣立ちが実現しました。

平成21年4月に市食と農の創造条例を施行して環境調和型農業に力を注ぐとともに、生きものとの共生を目指して、平成22年度に市コウノトリが舞う里づくり構想を策定し、取組みを進めてきた成果です。

また、巣立ちを受け、県や地域活動団体等と7月19日に「コウノトリ巣立ち記念報告会」を開くとともに、8月23日には「2020コウノトリが舞う里づくり大作戦」を開催しました。

今後も「市の鳥」であるコウノトリの自然繁殖と定着に向け、引き続き地元住民や関係団体と連携し、コウノトリが舞う里づくりを推進します。

「モノづくり都市」の大躍進

タケフナイフビレッジ共同工房タケフナイフビレッジ共同工房

9月に県が公表した工業統計調査において、本市の平成30年製造品出荷額等が約6,656億円と、合併時の4,054億円と比べて60パーセント以上増加し、県内1位として県全体の約3割を占めることが明らかとなりました。

また、3月には次世代リチウムイオン電池「全樹脂電池」の世界初の商業化を目指すAPB株式会社の本市への進出が発表されました。

伝統産業においては、世界最大のBtoB消費財見本市「アンビエンテ」に越前打刃物をはじめ越前和紙・越前指物を出展し、PRを行いました。

また、8月28日にはタケフナイフビレッジ協同組合の新たな共同工房が完成しました。

これに併せ、「-ECHIZEN- 千年未来工藝祭2020」をタケフナイフビレッジをメイン会場に開催し、和紙の里・刃物の里・タンス町通りとも連携し、物販・実演・ワークショップを実施するとともに、オンラインを活用したコンテンツの発信を行いました。

共生のまちづくりをさらに推進

手話言語条例の制定手話言語条例の制定

1月1日から12月21日までに本市の人口が127人増加しました。

また、4月1日の人口は82,363人で、市総合戦略策定時に掲げた目標に対して約1,100人多く推移しました。

特に、市内企業の旺盛な求人を背景に外国人市民が増加を続け、12月21日時点で4,874人、人口に占める割合は約6%となりました。

新庁舎の開庁に合わせ、1階窓口には外国人市民の生活に係る情報の提供や相談に一元的に対応する多文化共生ワンストップセンターを設置しました。

一方、手話の普及に向けては、手話教室やワークショップの開催、検討委員会での議論等を踏まえ、3月19日に市みんなの心をつなぐ手話言語条例が制定されました。

本年度は、市障がい者計画及び市障がい福祉計画・障がい児福祉計画の策定、並びに(仮称)市障がい特性に応じた情報・コミュニケーション条例の制定を進めており、関係団体等とのワークショップや策定委員会での議論等を踏まえ、来年3月に策定及び制定する予定です。

市制施行15周年

15周年記念式典15周年記念式典

10月1日に市制施行15周年を迎えたことから、記念式典を市生涯学習センターeホールで開催し、6人の市政功労者と3人の文化功労者の表彰を行うとともに、コロナ禍において市民の命と生活を守るため、ご尽力いただいている団体に感謝状を贈呈しました。

また、市制施行15周年を記念したパネル展を本庁舎とあいぱーく今立において開催し、越前市の15年間を振り返りました。

さらに、市制施行15周年記念事業として、NHKのど自慢 が11月22日に越前市文化センターで開かれ、全国に生放送されました。

 

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情報発信元 総合政策部 経営戦略室

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