最終更新日 2024年3月31日
平成26年 越前市10大ニュース
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伝統工芸の新たな動きと「工芸の里構想」の策定(通年)
越前箪笥が平成25年12月末に国の伝統的工芸品に指定され、越前打刃物では昨年に引き続き2年連続で新規開業者が誕生し、海外への販路も拡大しています。越前和紙では「製作用具及び製品」が国の重要有形民俗文化財に平成26年3月に指定されるとともに、17世紀のオランダの画家レンブラントが版画作品に越前和紙を使用していた可能性が県の調査で高まっています。
このような伝統工芸の新たな動きを受け、3産地に加え、織物・漆器・瓦・指物など伝統産業が集積する本市の特性を生かし、伝統技術の継承・後継者の育成・新商品の開発・販路の拡大など各産地の活性化と、産地連携による観光振興を図るため、平成26年度末に市工芸の里構想を策定します。
新庁舎建設事業がスタート(通年)
3月市議会において、本庁舎を現在地に建て替えるとともに、今立総合支所を改築して存続するとの方針等を盛り込んだ「新市建設計画」の変更議案が可決されました。
これを受け、平成26年7月に庁舎機能のあり方検討会を設置し、平成26年8月には基本理念と整備方針を取りまとめました。
新庁舎建設を「まちの活性化とまち空間再生の大きな契機とする」を基本理念に、「まちの顔となる新庁舎」「市民に愛され、多様な市民の参画・協働の場となる新庁舎」など5つを基本的な整備方針に位置付けました。
平成26年9月からは本庁舎と今立総合支所の両市民検討委員会を設置し、平成27年夏の基本構想・基本計画の策定に向け、新庁舎の機能や規模について議論を深めています。
丹南総合公園スポーツエリアの完成と武生中央公園の再整備(通年)
丹南総合公園は、昨年9月の野球場と多目的グラウンドに続き、本年9月に体育館、平成26年11月に全天候型球技場とゲートボール場の供用を開始しました。丹南総合公園のスポーツエリアが全て完成したことから、昭和35年に竣工した武生中央公園野球場を廃止し、平成26年10月に閉場式を行いました。
また、市民が憩う本市のセントラルパークとして、武生中央公園の再整備基本計画を平成26年3月に策定するとともに、弓道場を移転新築しました。
同公園を会場とするたけふ菊人形は、平成26年10月に有料入場者数が700万人を突破したところであり、今後は平成30年の福井しあわせ元気国体を見据え、スポーツライフを創造する公園としてはもとより、たけふ菊人形の会場としても計画的な整備を進めていきます。
日本サッカー協会との協働事業(通年)
本市と日本サッカー協会(JFA)は平成21年に協定を締結し、毎年全ての小中学校で「夢の教室」を開催しており、平成26年6月には「大人の夢教室」として貴乃花親方の講演会を行いました。平成26年6月のサッカーワールドカップでは、応援動画等を作成するとともに、日本代表の対戦国の料理を学校給食で提供しました。ワールドカップ初戦には、元日本代表の中西永輔氏を招き、パブリックビューイングを蔵の辻で実施しました。小倉純二名誉会長が特別顧問を務める市競技力向上プロジェクトでは、福井国体での越前市選手の活躍を目指して講習会を開催するとともに、平成26年11月には大仁邦彌会長を招き、福井しあわせ元気国体・障害者スポーツ大会市準備委員会設立総会の記念講演会を開催しました。
協働による地域防災力の充実強化(通年)
平成26年6月に浸水害・土砂災害を想定した市総合防災訓練を実施し、平成25年度に作成した避難場所開設・運営マニュアルに基づき、避難場所の開設・運営訓練を行うとともに、平成26年8月には県原子力防災総合訓練に合わせ、市原子力防災訓練を実施しました。
また、原子力災害時における県外の広域避難先となった石川県小松市及び能美市との間で、原発事故や豪雨被害など大規模災害時に援助し合う「災害時相互応援協定」を平成26年7月に締結しました。
自主防災組織を対象にしたリーダー研修会の開催や、町内ごとの避難マニュアル・防災マップの作成も進めており、平成26年12月1日現在で158町内で完成しました。引き続き、地域防災力の充実強化に努めてまいります。
本巣市との友好都市提携20周年(平成26年4月)
継体天皇ゆかりの「桜」の縁により、旧今立町と旧根尾村が友好都市提携を行い、本年で20周年を迎えたことから、平成26年4月に本市の花筐公園と本巣市の淡墨公園でそれぞれ記念式典を開催しました。
式典では、20歳を迎える両市の市民代表が力強く友好宣言文を朗読するとともに、両市の特産品である越前和紙のタペストリーと国指定特別天然記念物の「根尾谷菊花石」を記念品として交換しました。
20周年を記念し、相互の市民ツアーはもとより、たけふ菊人形では「きくりん」と本巣市のキャラクター「もとまるくん」の児童塗り絵の展示を行うとともに、平成26年11月の「本巣市大まんぷく祭」で本市の物産品の販売を実施するなど、交流を一層深めました。
福井県で50年振りにコウノトリのヒナが誕生(平成26年6月)
平成26年6月に白山地区でコウノトリのヒナが3羽誕生し、「げんきくん」「ゆうきくん」「ゆめちゃん」と命名されました。市では平成26年11月に、3羽に特別住民票を発行しました。
来年には放鳥が期待されており、放鳥後の野外定着を図るため、平成26年10月に「2014コウノトリが舞う里づくり大作戦~キックオフ戦略かいぎ」を開催し、新たなステージに向けた「キックオフ宣言」を採択しました。
同じく平成26年10月には、「全国めだかシンポジウムin越前市」を開催するとともに、コウノトリをシンボルとした福井新聞社の環境再生キャンペーン「みらい・つなぐ・ふくい」プロジェクトが新聞協会賞を受賞し、白山地区で報告会が開かれるなど、生きものと共生する越前市づくりを市民や各種団体との協働により推進しました。
市議会議員一般選挙を執行(平成26年7月)
越前市議会議員一般選挙が平成26年7月13日に執行され、新人8人を含む22人が当選しました。
同月に臨時議会が開かれ、佐々木富基議長・川崎悟司副議長の選出と、各委員会の所属や各組合議員の選出などが行われました。越前市議会では、開かれた議会の実現を目指し、平成26年3月定例会から3つの常任委員会(総務・教育厚生・産業建設)を1日1委員会ずつ開催し、より多くの市民が傍聴しやすい環境を整えるとともに、審査の精度を高めるため、平成25年度の各会計決算審査から各常任委員会の所管に分かれて審査を行うなど、市民に信頼される公正かつ透明性の高い議会運営が一層前進しました。
北陸新幹線と公共交通の整備促進(平成26年8月)
平成26年8月に株式会社日本総合研究所の藻谷浩介氏を講師に迎え、「北陸新幹線フォーラムinえちぜん2014」を開催しました。
フォーラムでは、小中学生の北陸新幹線図画・作文コンクールの表彰式や、仁愛大学生の新幹線に関するプレゼンテーションも行いました。
平成26年9月には北陸新幹線南越駅周辺整備基本計画の策定に関する調査審議を行うため、策定委員会を設置しました。
平成27年秋頃の基本計画策定に向け、開業までに必要な施設や中長期的な土地利用計画などについて議論を深めています。
一方、県と越前市など沿線3市が支援する福武線の再構築事業として導入され、FUKURAM(フクラム)の愛称で親しまれる次世代型低床車両「F1000形」が平成26年10月にローレル賞を受賞しました。
(注)ローレル賞 : 主に技術面で優秀で、先進性に優れた車両に贈られる賞
人口問題・定住化促進対策会議の設置(平成26年9月)
日本創成会議の人口減少問題検討分科会が平成26年5月に発表した「消滅可能性都市」は、全国の自治体に大きな衝撃を与えました。
市では、平成26年9月に人口問題・定住化促進対策会議を設置し、現状の把握とともに、短期的には業績の好調な市内企業の求人活動に呼応した取組みを、中長期的には非婚・晩婚化対策と従来から進めている子育て支援策等の充実など、本市の強みを生かした実効性の高い施策を実施していくことを確認しました。
併せて、本市の人口の動向を分析し将来展望を示す市人口ビジョン、並びに平成31年度までの目標や基本的方向性、施策の体系を示す市総合戦略を平成27年度に策定して、人口減少時代を見据えたコンパクトなまちづくりを推進し、定住化の促進を図っていきます。
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