最終更新日 2024年3月31日
平成30年 越前市10大ニュース
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「半世紀に一度のまちづくり」着実に進展
「越前市あいぱーく今立」竣工式
武生中央公園は、昨年の総合体育館と「だるまちゃん広場」の整備に続き、本年は9月にスポーツやイベントなどに利用可能な多目的グラウンドが完成し、親子連れなどで大いに賑わっています。
また、8月11日に吉野瀬川ダム付替県道武生米ノ線、9月8日には都市計画道路河濯線が供用開始され、武生中央公園をはじめ中心市街地へのアクセスが向上しました。
東部地域の防災・コミュニティの拠点として整備を進めてきた、あいぱーく今立も9月24日に竣工式を挙行し、市民の交流の場・憩いの場として、幅広い世代の人に利用されています。
北陸新幹線の開業に向けては、新幹線本体工事の本格化や南越駅(仮称)へのアクセス道路の整備などが着々と進んでいます。
福井国体・障スポ 感動の13日間 in 越前市
福井国体(フェンシング競技)
9月29日から10月15日にかけて「福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会」が盛大に開催され、1月から8月にかけて「ものづくり」「伝統」「市民スポーツ」の3つの灯を集めた「越前市の灯」も国体の炬火台に灯されました。
本市では、国体の正式競技としてフェンシング・ソフトボール・ソフトテニス・軟式野球が、障スポではソフトボールが実施され、各会場は手づくりの応援旗に加え、地元食材などを使ったふるまい料理や子どもたちの学校観戦など、市民一丸となったおもてなしにより、大いに盛り上がりました。
また、国体・障スポの表彰状に越前和紙が使用され、県選手団のユニフォームを市内企業が製作するなど、越前市の事業所も活躍しました。
2年連続人口増加「モノづくり都市 越前市」の躍進
産業支援・定住促進のパンフレット
市内大手・中小企業が工場を相次いで増設するなど、雇用の拡大が図られる中、市総合戦略に掲げる5つの基本目標を着実に推進し、全庁を挙げて人口減少対策・定住化促進対策の取組みを進めた結果、住民基本台帳に基づく本市の12月1日時点の人口は8万3,238人となり、1月1日時点と比べて177人増加しました。
また、市工芸の里構想に基づき、8月24日に越前打刃物振興施設「刃物の里」がオープンするとともに、8月25日・26日には伝統工芸やクラフトの魅力を発信するイベント「-ECHIZEN-千年未来工藝祭」を開催するなど伝統産業の振興も図りました。
共生と福祉のまちづくりを推進
ブラジル文化に触れるトゥカーノ集会(武生西小学校)
2月21日に「市地域公益活動推進協議会(笙ネット)」が設立され、市と協働で子どもの居場所づくりに取り組む一方、生活困窮者の早期発見を目的に、農家から寄付を受けた余剰米を提供する「わかちあいプロジェクト」が9月25日に開始されるなど、地域での福祉の取組みが広がりました。
また、禁煙や受動喫煙の防止など、たばこ対策を積極的に推進するため、5月31日に北陸3県の自治体で初となる「たばこ対策宣言」を行いました。
さらに、本年度末の市多文化共生推進プランの策定に向け、外国人市民対象の地域ミーティング(3会場)を10月に、外国人を多数雇用している企業の代表等との「多文化共生推進に係るトップミーティング」11月12日にそれぞれ開催しました。
男女共同参画については、126人の市内企業等の代表者の賛同を得て、「越前市輝く女性活躍応援団」を設立し、企業等における女性の活躍支援などの取組みを12月11日に宣言しました。
学校ICTを活用した学習など教育環境が充実
タブレットパソコンを活用した授業
小・中学校に導入した、教師用のタブレットパソコンを活用した授業が9月から始まり、3学期には教師と児童・生徒が互いにタブレットパソコンを使って授業ができる環境が整備されます。
また、味真野小学校では老朽化していた屋内運動場の大規模改修が10月に完了し、内外装のリニューアルと合わせて、多目的トイレが設置されました。大虫小学校では旧大虫幼稚園の園舎を解体し、グラウンドを拡張することで、新しい200mトラックが10月に完成しました。
いわさきちひろ生誕100年事業など観光・文化の魅力発信
いわさきちひろ生誕100年前夜祭
越前市生まれのいわさきちひろさんの生誕100年を記念して、東京と安曇野のちひろ美術館と連携し、「ちひろの生まれた家」記念館や武生公会堂記念館での特別展の開催をはじめ、12月のお誕生会イベントなど、年間を通してちひろの生誕地・越前市をPRしました。
紙祖神・川上御前を祀る岡太神社・大瀧神社では5月に「千三百年大祭」が催され、紙の文化博物館では記念事業として「大瀧神社の至宝」などの特別展を開催しました。
また、継体天皇の伝承や万葉集の相聞歌を生かし、万葉の里味真野苑に4月に「恋のパワースポット」エリアが完成するとともに、再整備が完了した武生中央公園では、たけふ菊人形が国体との同時開催の効果もあり過去最多の約25万人の来場者を記録しました。
本市の観光・文化の魅力発信により、多くの人が越前市を訪れました。
相次ぐ自然災害 「平成30年2月大雪」観測史上最高の積雪
平成30年2月大雪(総社大神宮付近)
2月4日から県内は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が上空に流れ込んだため、本市は平成23年1月以来となる7年ぶりの大雪に見舞われました。
そこで、2月6日に市雪害対策本部を設置し、市民生活の安全確保を図るため、全庁体制で市内全域の除雪作業などの取組みを行いました。しかし、その後も雪は降り続き、2月13日午前11時には積雪が130センチメートルに上り、平成元年の統計開始以降、観測史上1位を更新する中、2月15日には本市に災害救助法の適用がなされました。
このほか、「平成30年7月豪雨」や台風21号などの自然災害が相次ぎ、農地では土砂流出や堆積、山林では法面や林道が崩壊するなど、多数の被害が発生しました。
コウノトリのひな誕生 県内で54年ぶりの産卵・ふ化
コウノトリのひな誕生 (写真提供:福井県)
県が白山地区で飼育しているコウノトリの「ふっくん」と「さっちゃん」が4月に4個の卵を産み、県内では54年ぶりの有精卵と確認され、5月7日から次々にひなが誕生しました。そのうち成長した3羽は、9月17日に坂口地区で放鳥されました。
市では同日に坂口地区のエコビレッジ交流センターで「2018コウノトリが舞う里づくり大作戦」を開催し、コウノトリの野外定着に向けた取組みを広くアピールしました。
また、4月下旬から大塩町に2羽の野外コウノトリが飛来し、同町の人工巣塔に巣を設け産卵しました。ふ化には至りませんでしたが、県内で54年ぶりに確認された野外コウノトリの有精卵でした。
越前市出身の絵本作家 かこさとし氏逝去
かこさとし氏逝去
5月に逝去された越前市出身の絵本作家かこさとし氏には、かこさとし ふるさと絵本館「砳」の開設や武生中央公園「だるまちゃん広場」の整備などにご支援をいただきました。
市では、かこ氏を偲び、ふるさと絵本館「砳」や中央図書館、武生公会堂記念館において追悼事業を行ったほか、クラウドファンディング形式による寄附募集を行い、「かこさとしを偲ぶ碑」を来年4月に武生中央公園に設置する予定です。
ふるさと絵本館「砳」では、かこ氏の作品や本市との関わりを示す資料を展示しているほか、子どもたちの創造力や探究心を育む行事を年間を通して開催しています。武生中央公園「だるまちゃん広場」でも「だるまちゃんが転んだ大会」など多くのイベントを開催し、市民の憩いの場となっています。
市議会議員一般選挙を執行
22人の新たな議員
越前市議会議員選挙が7月8日に執行され、新人6人を含む22人が当選しました。
同月に臨時議会が開かれ、川崎悟司議長・小玉俊一副議長の選出と各委員会の所属や各組合議会議員の選出を行いました。
今後も市民の声が市政に反映されるよう、真摯に議論を重ね、市民に信頼される議会を目指します。