最終更新日 2024年1月15日
平成25年 越前市10大ニュース
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「コウノトリが舞う里づくり」の展開(通年)
白山・坂口地区の「水辺と生き物を守る農家と市民の会」の取組みが日本ユネスコ協会連盟の「第4回プロジェクト未来遺産」に登録され、1月に伝達式が行われるとともに、3月には越前市とJA越前たけふが「第18回環境保全型農業推進コンクール」で優秀賞を受賞しました。
また、県が招致した「SATOYAMA国際会議inふくい」が9月8日越前市で開催され、白山・北日野小学校の児童が環境学習の成果の発表を行うとともに、11月17日には「2013コウノトリが舞う里づくり大作戦」を王子保小学校で開き、「子どもかいぎ」では市内の小中学生が日頃の環境学習の成果を発表し、自然との共生や環境保全への意識を持つことの重要性を訴えました。
一方、白山地区で飼育中のコウノトリが5月に5個の卵を産卵しましたが、無精卵であったことから、ヒナの誕生は来年に持ち越しとなりました。
このほか、「かまどでごはんを炊く体験」を通して、ごはん食の大切さや食と農業のつながりについて学習する「ごはん塾」を市内5地区で開催しました。
次世代を育む施策の推進(通年)
将来を担う子どもたちの、それぞれの発達段階に応じた健やかな成長と自立の実現に向け、社会全体で支援していくため、「コウノトリが運ぶ 越前市子ども・子育て支援計画」を3月に策定し、平成25年度から子育て支援等の拡充を図りました。主な内容は、子育てに関する様々な相談窓口である「子ども・子育て総合相談窓口」や児童発達支援センター「なないろ」の開設、保育料の軽減制度や子ども医療費助成制度の大幅な拡充、親子読み聞かせの活動を推進するためのブックスタート事業の開始、地域の就学前教育・保育と子育て支援を一体的に行う「認定こども園」の開設などです。
また、中学校の吹奏楽部の楽器購入や運動部の備品購入を大幅に進め、より高い水準の技能や記録を目指し、挑戦できる環境整備を図りました。
さらに、近年の猛暑による熱中症対策として、平成26年の夏から活用できるよう、中学校3年生等の教室からエアコンを設置することとしました。
「読書のまち宣言」(かこさとし ふるさと絵本館石石(らく)オープン)(通年)
県内初の「読書のまち宣言」が3月議会で採択され、5月5日に「越前市ふるさと大使」のかこさとし氏を迎え、「読書のまち宣言式」を行いました。宣言では、「親子読み聞かせ」をはじめ「朝読書」「家読書」「地域読書」「生涯読書」に取り組むことをうたいました。
また、読書のまちの推進拠点として、4月26日に「かこさとし ふるさと絵本館 石石」を開館しました。館内には、2千冊を超える絵本・紙芝居が揃えられ、かこさとし氏が描いた絵本原画や複製画なども展示しています。9月23日には来館者が1万人を突破しました。
さらに、かこさとし氏の代表作「だるまちゃんとてんぐちゃん」などの登場キャラクターを車体に装飾した市民バスも、10月1日から市内を運行しています。
また、図書館では、11月から新しい図書館システムを導入し、図書貸出し・図書検索等のスピードアップを図るとともに、インターネット予約・図書検索等に関し、利便性の向上を図りました。
第2期中心市街地活性化基本計画がスタート(通年)
中心市街地の活性化に向け、「越前市第2期中心市街地活性化基本計画」を3月に策定しました。新たな取組みとして「まちなか空き家等リフォーム支援事業」を、継続した取組みとして「新婚夫婦家賃補助事業」や「学生地域貢献活動等補助金による地域活力向上事業」などを実施しました。
7月には、国の文化審議会が中心市街地の「旧大井百貨店」と「福井鉄道北府駅本屋」を、粟田部町の「寿屋対碧亭」とともに、新たに国の登録有形文化財に答申しました。
また、古い町屋や蔵、路地、寺社群等の歴史的文化資源が多い四町地区(元町、本町、平和町、若松町の4町)を、9月に越前市景観条例に基づく「景観形成地区」に指定しました。
さらに、市内唯一の博物館で、国の登録有形文化財「武生公会堂記念館」の耐震補強工事が終了し、9月にリニューアルオープンしました。
なお、国府をテーマとした魅力発信、歴史・文化を通した相互交流を目的に、北陸の5市が参加し「第1回こしのくに国府サミット」を10月に本市で開催しました。
スポーツ施設の充実に向け始動(通年)
「福井しあわせ元気国体」のフェンシング会場となる武生中央公園体育館を改築するため、平成25年度から基本設計に着手し、8月には市弓道場の建設に向けて起工式を行うなど、スポーツ施設の充実に向けた取組みが始まりました。
また、9月に丹南総合公園が一部供用開始され、野球場と多目的グラウンドが先行オープンしました。オープニング・イベントとして、県学童野球大会が開催されるとともに、「越前市の日」としてBCリーグの福井ミラクルエレファンツの公式戦が3千人を超える観衆を集めて開かれました。
さらに、今後のスポーツ施設のあり方や配置の指針となる「越前市スポーツ施設再配置計画」の策定に向けた取組みを進めています。
福井国体に向けキックオフ(通年)
平成30年の「福井しあわせ元気国体」に向け、指導者や選手の競技力向上を図るため、日本サッカー協会名誉会長の小倉純二氏(越前市ふるさと大使)を特別顧問に迎え、4月に「越前市競技力向上プロジェクト」を開始しました。基本的プログラムの一環として、7月にフィジカルをテーマにサッカー日本代表チーム専属トレーナーの早川直樹氏を、11月には食をテーマに株式会社タニタの管理栄養士の小澤智子氏を招き、講習会を開催しました。
また、本市で開催されるフェンシングの強化策として、武生第二中学校に県内初となる部活動を創設するとともに、オリンピック銀メダリストの太田雄貴選手と本市出身の見延和靖選手等を武生南小学校に迎え、フェンシングの指導を受けました。
さらに、7月に花筐公園で夏期巡回ラジオ体操が実施されるとともに、10月に健康21ウォークが、11月には菊花マラソンが過去最多の参加者を得て開催されるなど、生涯スポーツの推進も図りました。
大雨により避難勧告を2度発令(7月から9月)
7月29日から激しい雨に見舞われ、河川の氾濫や土砂災害の危険性が高まったことから、7月30日に吉野瀬川流域等の4,478世帯・約13,000人を対象に避難勧告を発令しました。
また、9月16日には台風18号の影響による大雨で、再び吉野瀬川流域の3,980世帯・約11,000人を対象に避難勧告を発令しました。幸い越水には至りませんでしたが、農林業施設や治山施設、道路施設等に被害が出ました。
これを受け、県に対し、吉野瀬川の放水路の一日も早い完成と吉野瀬川ダム本体の早期着手等を再度要望するとともに、初めて発令された大雨特別警報については、国等に課題の見直しを求めました。
市としても、補正予算を編成し迅速な災害復旧に努めるとともに、防災行政無線の戸別受信機を増設するなど、情報伝達体制の整備に取り組みました。
なお、台風18号による復旧支援のために小浜市へ40人の市職員を派遣するとともに、東日本大震災の被災地である宮城県塩竈市にも引き続き職員を派遣し、復興支援を継続しています。
都市計画道路戸谷片屋線が全線開通(8月)
戸谷片屋線が昭和58年の着工以来、31年の歳月を経て、8月23日に全線開通しました。
本市の東西方向の交通は、南北に走るJR北陸本線、福井鉄道福武線および日野川により分断され、大きな交通障害となっていました。
このため、市街地の東側に位置する戸谷町の国道417号から、西側に位置する片屋町の主要地方道福井朝日武生線(旧国道8号)を結ぶ延長5,600メートルの内、未整備区間の国道8号から吉野瀬川の桜橋までの2,373メートルを県と市が連携して、道路の新設や連続高架化等の整備を行いました。
戸谷片屋線が完成したことで、本市はもとより丹南地域の交通ネットワークが飛躍的に改善され、丹南地域の観光・産業の発展に大きく寄与することが期待されます。
また、戸谷片屋線に併せて、アクセス道路である河濯線と家久1号線も整備されました。
新庁舎建設方針を市長が表明(9月)
奈良市長は、9月3日の市議会で「新庁舎を現在地に建設するとともに、今立総合支所を改築して存続させる」との方針を表明しました。その理由として、
1 国全体のまちづくりの方向性が「拡大型」から人口減少社会に対 応する「成熟型」に大きく転換したこと、
2 合併当時の予想よりも早く人口減少・少子高齢社会が進展していること、
3 三位一体の改革により地方交付税が大きく減少する一方、少子高齢化の進展により扶助費が急激に増大していることなどを挙げました。
将来に向けて持続可能なまちづくりを進めるため、2つのまちなか(武生、今立の中心部)を中心に、市内の17地区が持つ魅力や個性にさらに磨きをかけ、地域間の連携を図る「ネットワーク型コンパクトシティ」を目指すものです。
奈良市長再選 3期目スタート(11月)
越前市長選挙が10月20日に執行され、無所属で現職の奈良俊幸氏が3選を果たしました。
待ったなしの課題が山積している中、奈良市長は「半世紀に一度のまちづくりの基盤整備を行っていきたい。新庁舎の建設や北陸新幹線南越駅(仮称)の周辺整備、福井国体に向けた武生中央公園の再整備、度重なる集中豪雨を受けた治水対策などにしっかり取り組んでいくことが、今後4年間の中で重要な課題」と3期目の抱負を語りました。
過去の越前市10大ニュース
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