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最終更新日 2024年3月31日

情報発信元 経営戦略室

令和元年(平成31年) 越前市10大ニュース

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「新しい市の顔」、新庁舎が完成

新庁舎

平成29年8月に起工した本庁舎が完成し、11月17日に竣工式を挙行しました。来年1月6日に開庁予定です。

新たな庁舎は、高度な耐震性・防火性及び防災機能を有し、行政機能に加え、生涯学習機能などの市民利用機能を備えています。

特徴としては、四方正面の考え方のもと、玄関が東西南北の4か所にあり、内外装の建築資材には市の伝統的工芸品などを使用し、温もりのある空間づくりを心掛けました。

行政機能として整備した東棟には、窓口サービスの向上を目的に、ライフステージの変化に伴う手続きのワンストップ化と証明書交付窓口を合わせた「総合窓口」を新たに設置するとともに、市民利用機能として整備した西棟には、多目的ホール(eホール)や和室、調理室、カフェ、展望ラウンジを設置しています。

市民プラザたけふ(3階)がオープン

てんぐちゃん広場

てんぐちゃん広場

てんぐちゃん広場や市民交流センターなどから成る「市民プラザたけふ」が11月1日に、JR武生駅前のアル・プラザ武生3階にオープンしました。

てんぐちゃん広場は、加古総合研究所の監修により整備した屋内子ども広場で、子どもたちの発達段階に応じて「さあちゃん、ゆうちゃんのおへや」「101ちゃんのおへや」「どんどこどんのおへや」が設けられています。

市民交流センターは、10の市民団体が入居するオープンシェアオフィス、12の会議室・多目的室・和室、自由に利用できるコワーキングスペースなどを備え、午後11時30分まで利用可能です。

3階に続き、市消費者センターやハローワークたけふが入居する4階も来年オープンします。

大いに賑わう武生中央公園

だるまちゃん広場

だるまちゃん広場

平成29年8月に再整備した武生中央公園は、昨年の利用者が約106万人、本年は約137万人(12月10日現在)と、観光客入込数で県内トップクラスの施設となりました。

4月26日には、「だるまちゃん広場」の監修者で、昨年5月2日に亡くなられた本市出身の絵本作家かこさとし氏を偲ぶ碑を設置しました。

秋のたけふ菊人形は、台風により3日間休園したものの、菊人形の展示を無料化し、「花ひらく 童話の世界 ~Story of the Princess~」をテーマに、会場全体に愛らしい菊人形を配置したことが好評で、過去最高の約28万4千人が来場しました。

OSK日本歌劇団のたけふ菊人形公演は40周年を迎え、華麗なレビューでファンを魅了しました。

その他、8月のサマーフェスティバルや11月から12月にかけての「だるまちゃん広場イルミネーション」など、年間を通したイベント開催により大いに賑わいました。

南越駅(仮称)の実施デザインが決定

南越駅(仮称イメージパース)

南越駅(仮称)イメージパース(提供:鉄道・運輸機構)

令和5年春の北陸新幹線の開業により、市の新たな玄関口となる南越駅(仮称)の内観を含めた実施デザインが、鉄道・運輸機構から4月に発表されました。

駅舎内には、コンコース中央の天井部分と1階及びホーム階の待合室に越前和紙を使用するとともに、コンコースの柱には越前箪笥の指物技術を生かしたデザインを配置することなどが決定しました。

駅に併設される道の駅は、令和4年度中の開業に向け、物販飲食等の運営と設計業務を委託する事業者の公募を行い、8月に受託候補者を選定しました。

駅周辺の土地利用計画の検討、周回道路の整備など、開業に向けて着々と準備・整備が進んでいます。

また、市内全区間で行われている土木工事では、11月4日に武生トンネルが西谷町地係から中平吹町地係に貫通しました。

「モノづくり都市」のさらなる躍進

千年未来工藝祭

千年未来工藝祭

9月25日に公表された県工業統計調査で、本市の平成29年製造品出荷額等が約6,139億円と、合併時の平成17年の約4,054億円と比べて150%以上も増加し、県内第1位として県全体の約3割を占めました。

伝統産業においては、8月に「-ECHIZEN-千年未来工藝祭」を開催し、1万人を超える来場者で賑わいました。

平成29年に改修した紙の文化博物館では、年間を通して特別展等を開催するとともに、タンス町通りを越前箪笥の産地全体の展示場と位置付け、賑わいと情報発信の役割を担う越前箪笥会館が完成し、10月27日の「昭和の花嫁行列」の出発に合わせてオープンしました。

増設工事中のタケフナイフビレッジ協同組合の共同工房も来春に完成し、市工芸の里構想に基づく産地振興の拠点施設整備が全て完了します。

共生のまちづくりを推進

多文化交流フェスティバル

多文化交流フェスティバル

共生社会の実現に向け、3月に市地域福祉計画と市多文化共生推進プランを策定しました。

市地域福祉計画は、福祉分野の全ての個別計画の上位計画に位置付けられており、「ともに生きる 福祉でまちづくり」を基本理念としました。

多文化共生社会に向けては、保育園や地区公民館などへ多言語翻訳機を配置したほか、7月には外国人市民対象の地域ミーティングを南地区で開催するとともに、11月には市ミニワールドカップフットサル交流大会と、市国際交流協会による市多文化交流フェスティバルを開催し、日本人市民と外国人市民の交流や相互理解を深めました。

また、外国人市民防災リーダー養成研修会を開催し、受講した7人に市外国人市民防災リーダー認定証を交付しました。

併せて、1月6日に開庁する新庁舎には、市多文化共生総合相談ワンストップセンターを設置します。

市が誇る歴史・文化を内外に発信

加古里子展・池上遼一展

加古里子展・池上遼一展

武生公会堂記念館では3月から5月にかけて、本市出身の絵本作家で昨年5月に亡くなられたかこさとし氏の生涯を紹介する特別展『加古里子 ―ただ、こどもたちのために―』を開催し、ふるさと絵本館やだるまちゃん広場などでも関連イベントを実施しました。

また、7月から9月にかけては、同じく本市出身で市ふるさと大使を務める劇画家の池上遼一氏の企画展「極(きわみ)池上遼一展」と同氏の講演会を全国で初めて開催し、県外や海外からも多くの方に来場いただきました。

文化財では、粟田部町の旧家に残る絵画「絹本着色 阿弥陀三尊来迎図」を市指定文化財に指定するとともに、市指定文化財で武生公会堂記念館に寄託されている中山町永泉寺の「地蔵十王図」が県指定文化財に指定されました。

その他、8巻目となる市史資料編「本保陣屋関係文書」を発刊するなど、市の歴史・文化を内外に発信しました。

県内55年ぶり野外コウノトリのひな誕生

コウノトリのひな誕生

コウノトリのひな誕生

安養寺町のコウノトリ人工巣塔において、コウノトリのペア(たからくん、みやび)の卵が5月にふ化し、県内で55年ぶりに野外コウノトリのひなが誕生しました。

市内東部地区では、昨年9月に坂口地区で放鳥した「りゅうくん」が5月から7月にかけて長期滞在するなど、コウノトリの生息地域が市内全域に広がってきました。

そこで、野外コウノトリの定着を目指した活動を県内全域に広げるため、10月14日に白山小学校で「2019コウノトリが舞う里づくり大作戦」を開催しました。

大作戦では、兵庫県豊岡市の中貝市長の基調講演に続き、県内外でコウノトリをシンボルに自然再生等に取り組む団体による活動紹介などを行うとともに、今後県内でコウノトリの定着を進めるに当たり、各団体など多様な主体が連携していくことを「共同宣言」として確認しました。

フェンシング見延和靖選手が年間世界ランキング1位に

見延和靖選手

見延和靖選手 

本市出身の見延和靖選手が、フェンシング男子エペのグランプリ大会において、日本人初の2度の優勝を果たし、国際フェンシング連盟の年間世界ランキング1位に輝きました。

日本人で初めて年間世界ランキング1位に輝いた同選手の栄誉を讃え、8月17日に「越前市市民栄誉賞」を授与しました。

また、昨年成功裏に開催された「福井国体・障スポ」のレガシーを継承するため、8月17日に見延和靖選手と佐藤希望選手(本市出身)を招き、小中学生を対象に「はじめてフェンシング」を開催しました。

リオデジャネイロ大会に続き、来年夏の東京オリンピックに両選手が出場し、活躍されることを期待しています。

県原子力総合防災訓練に初参加

スクリーニング訓練

スクリーニング訓練

関西電力美浜発電所での災害を想定した県原子力総合防災訓練が8月30日・31日に行われたことから、UPZ圏内に位置する本市も初めて参加し、市災害対策本部運営訓練と住民避難訓練を実施しました。

あわら市と坂井市への避難が県広域避難計画に位置付けられている5地区を中心に市内全17地区より、防災士も含めて131人の市民がヨウ素剤の配布やスクリーニングの訓練を行った後、実際に避難することとなる両市の広域避難先までバスや自家用車による避難を行いました。

併せて、防災行政無線や緊急連絡メール等での避難情報の発令により、1,181人の市民が自宅など建物の中に避難する屋内退避訓練を行いました。

訓練後は庁内の検証会議を開催し、課題を整理した上で、県や原子力事業者に対応を要望しました。

 

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情報発信元 総合政策部 経営戦略室

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