最終更新日 2024年3月19日
LGBTQ、多様な性について
PAGE-ID:7167
近年、新聞、テレビ等で「LGBTQ 」など多様な性のあり方に関する話題が取り上げられるようになりました。
しかし、社会的には正しい理解が十分に広まっていないことで、学校や職場、家庭、地域からの差別や偏見によって困難を抱えている人が居ます。
身近な人、大切な人を傷つけないために、性の多様性について考えましょう。
性のあり方を考える4つの要素
LGBTQ(性的マイノリティ)とは
SOGI(ソジ)とは
カミングアウトとアウティングについて
ALLY(アライ)について
今日からできること
相談機関
パートナーシップ宣誓制度について
越前市の取組み
啓発リーフレット
関連リンク
お知らせ
福井県パートナーシップ宣誓制度がスタートしました
パートナーシップ宣誓制度導入記念講演会の様子をYouTubeで配信中です
性のあり方を考える4つの軸
一般的に、「性別」と聞くと、男、女という法律上の性別をイメージするのではないでしょうか。
性のあり方は、とても多様で、法律上の性別だけでなく、いくつもの独立した要素が組み合わさってできています。性のあり方は4つの軸で考えることができます。
生物学的性(からだの性) | 生まれた時の見た目や形で判断された性。染色体・ホルモンの状態など |
性表現(表現される性) |
本人の外見などから周りが読み取る性別 |
性自認 | 自分の性をどう認識ているか。本人が生きている・生きたいと感じる性別 |
性的指向(好きになる性) |
恋愛や性的な関心がどの性別に向くか・向かないか。 |
「LGBT」「LGBTQ+」(性的マイノリティ)とは
「LGBT」や「LGBTQ」「LGBTQ+」は、性的マイノリティの総称として使われます。下記の言葉の頭文字を取っています。
L レズビアン | 女性同性愛者。女性を恋愛対象として好きになる女性。 |
G ゲイ | 男性同性愛者。男性を恋愛対象として好きになる男性。 |
B バイセクシャル | 両性愛者。好きになる性が異性の場合も同性の場合もある人。 |
T トランスジェンダー |
生まれた時に割り当てられた性別と、自分が認識する性別(性自認)が異なる人。 |
Qクエスチョニング | 性的指向や性自認がわからない・決めない人。 |
+プラス | L・G・B・T・Q以外にも様々な性のあり方があります。 |
※この他にも、こころの性が男性でも女性でもないと感じる人(Xジェンダー)、恋愛感情や性愛がどの性にも向かない人など(Aセクシュアル)、さまざまな性のあり方があります。
性的マイノリティの割合は、一般的に20人から30人に1人いると言われています。
性的マイノリティかどうかは、見た目やしぐさ、言葉遣いだけではわかりません。
周りに居ないと決めつけてしまうと、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまうかもしれません。
周りにいないのではなく、差別や偏見を恐れて周りに打ち明けることができない当事者は多いので、居ないと感じてしまっています。
SOGI(ソジ)とは
SOGIとは、性のあり方を考える4つの要素のうち、「性的指向」(Sexual Orientation=SO)と、「性自認」(Gender Identity=GI)を略したものです。性的マイノリティも、そうでない人も、すべての人が持っている属性です。
SO | Sexual Orientation セクシュアル・オリエンテーション | 性的指向 |
GI | Gender Identity ジェンダー・アイデンティティ | 性自認 |
性のあり方はグラデーションで、性的マイノリティとそうでない人にはっきりとした境界はありません。
性のあり方の多様性は、多数派である性的マジョリティにもあてはまります。異性に対して恋愛感情を持ち、割り当てられた性別に違和感のない人も、性のあり方の一つです。
カミングアウトとアウティングについて
カミングアウト
自分の性自認や性的指向などの性のあり方を他人に伝えることです。いつ、誰に、何を、どこまで話すかは当事者自身が決めることです。また、カミングアウトしない自由もあります。もしあなたが身近な人からカミングアウトを受けたら、まず本人の話をよく聞き受け止めることが大切です。本人の希望や、他の人にもカミングアウトしているのかも確認しておきましょう。
アウティング
本人の許可なく、その人の性のあり方を第三者に話してしまうことです。どのような性のあり方を持っているかは重大なプライバシーであり、誰に、どのようなタイミングで伝えるかは本人だけが決められることです。アウティングにより、本人が深く傷つき、それまでの生活が送れなくなることもあります。善意で行ったかどうかは関係ありません。絶対にやめましょう。
ALLY(アライ)について
多様な性自認・性的指向の人々に対する理解者や支援者、味方であることを示している人のことです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
今日からできること
多様な性のあり方について、正しく理解する。
図書館や男女共同参画センターなどで多様な性に関する本を読む。
差別的な発言に同調しない。性的マイノリティを笑いの対象にしない。
差別的な発言に同調せず、「自分はそうは思わない」と伝える。
理解者として、肯定的なメッセージを発信しよう。
多様な性のあり方を尊重する姿勢を表象して6色のレインボーが用いられます。
レインボ―のものを身に付けて、理解者、支援者であることをあらわしましょう。
相談機関
こちらのページをご覧ください。
パートナーシップ宣誓制度について
越前市では、性の多様性への社会的理解が促進され、市民一人ひとりが互いの個性や多様性を認め合い、だれもが自分らしく誇りを持って暮らせるまちを目指し、2022年10月1日からパートナーシップ宣誓制度を開始しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
これまでの越前市の取組み
2022年10月~12月 パートナーシップ宣誓制度導入記念企画
講演会の実施
2023年10月1日 | 越前市パートナーシップ宣誓制度1周年記念講演会「色々な“ふうふ”のかたち ~パートナーシップ制度利用者の暮らし~」 |
2022年12月20日 | パートナーシップ宣誓制度導入記念講演会 「誰もが自分らしく暮らせるまちへ」 |
2022年6月26日 | 「従業員36,000人!JALで自分らしく働く ~日本初LGBTQ ALLYチャーターを飛ばした理由~」 |
2022年3月5日 | LGBTQ+の困りごとについて知ろう!講演会 |
2021年1月23日 | はじめて学ぶLGBT ~聞いてみよう 知ってみよう~ オンライン講演会 |
研修会の実施
市職員向けや教員向け等の研修を実施しています。
出前講座の実施
小学校、中学校の児童生徒向けの講座を実施しています。
啓発展示
人権週間啓発ポスター展2020『人権について考えよう!じぶんをいきるためのるーる』
啓発パネル展示『いろいろな性を考えよう・LGBTの困りごと』
越前市広報紙での特集
2023年9月15日号 | 2022年10月15日号 | 2019年5月15日号 |
啓発リーフレット・動画
性的少数者に関する啓発リーフレット(一般向け)(PDF形式 979キロバイト)
性的少数者に関する人権啓発リーフレット(子ども向け)(PDF形式 1,265キロバイト)
【法務省YouTubeチャンネル】
人権啓発ビデオ 「あなたが あなたらしく生きるために 性的マイノリティと人権」
人権啓発ショートムービー「りんごの色 ~LGBTを知っていますか?~」
関連リンク
性的指向及び性自認を理由とする偏見や差別をなくしましょう(法務省)
「多様な人材が活躍できる職場環境に関する企業の事例集~性的マイノリティに関する取組事例~」(厚生労働省 )
「医療・介護関係者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」(厚生労働省 )
「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン 」(厚生労働省 )
性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施について(教職員向け)(文部科学省)
性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進(内閣府)
淀川区LGBT支援事業(大阪市淀川区ホームページ)