越前市のDX推進活動について
最終更新日 2022年6月8日
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DX推進活動を積極的に実施しています!
越前市はDX推進においてこの1年間で様々な取組みを行ってきました!
総務省が発表したDX推進の基準とされる「自治体DX全体手順書」にはDX推進にあたり想定される一連の手順(DXの取組みの実行、DXの認識共有・機運醸成、全体方針の決定、推進体制の整備など)が記されています。そこで「自治体DX全体手順書」に基づいて、令和3年度、越前市が行った「重点取組事項」及び「自治体DXの取組みと合わせて取り組むべき事項」を今年度実施予定の事項と合わせて表にまとめましたので、一部抜粋して紹介します。
「重点取組事項」(一部抜粋)
「自治体DXの取組みと合わせて取り組むべき事項」(一部抜粋)
越前市は昨年、「重点取組事項」と「自治体DXの取組みと合わせて取り組むべき事項」合わせて30を超える取組みを行いました。さらに、この他にも人材育成や外部人材の活用、5つ星オープンデータ基準の最高レベル5を満たすデータ整備など県内初の取組みも行ってきました!
詳しくはこちらをご覧ください☟
DX推進)推進手順書実施比較表(PDF形式 227キロバイト)
また、多くの取り組みの中でも「地域社会のデジタル化」には特に力を入れて取り組んできました。昨年度行った【地域安全マップ「キッズセーフえちぜん」】、【備蓄ナビえちぜん】、【デジタルツインえちぜん】の3つの事業は地元の住民が中心となって 予算を一切使わないゼロ予算で行いました!
それでは3つの取組みについてそれぞれ紹介します!
◎地域安全マップ「キッズセーフえちぜん」
令和3年度、自治振興会と区長、小・中学校PTA、Code for FUKUI、市の4課の複数の団体が連携し、小学生の通学路に潜む危険個所をウェブ上でまとめた地域安全マップ「キッズセーフえちぜん」を作成しました。
活動の様子
この地図は産官学が連携することで、各団体がもつ情報を共有し合い、地図を作製し、住民が主体的に更新・運用していくという持続的な仕組みがデザインされた1枚となっています。
さらに、こちらの地図は県主催の「わが家の防災マップコンテスト」では団体の部にて奨励賞を受賞しました!
ぜひこちらからご覧ください☟
地域安全マップ「キッズセーフえちぜん」
◎備蓄ナビえちぜん
「備蓄ナビえちぜん」とは災害時の備えとして必要な品や必要な量を、個人や各家庭に応じて教えてくれるアプリケーションです!
☟ ぜひこちら のURLから自分に必要な災害時用の備蓄品を確認してみてください!☆
「備蓄ナビえちぜん」の画面
この事業は「NPO法人たんなん夢ラジオ」「Code for FUKUI 」「越前市防災士の会」「福井工業高等専門学校」「越前市」の 5つの団体が参加している取組みです。
東京都が制作したアプリ「備蓄ナビ」のオープンソースコードを活用し、越前市ならではの備蓄品目と機能を追加することで「備蓄ナビえちぜん」が完成しました!また、越前市特有の備品品目を追加するにあたり、ワークショップを開催しました。福井工業高等専門学校の約40人の生徒が 参加し、地元ならではの備蓄品や大雪時の対応など「福井」意識して話し合っていました。
福井高専でのワークショップの様子
「備蓄ナビえちぜん」の完成後にお披露目会も行いました!
お披露目会の様子
東京都副知事宮坂学さんのビデオメッセージ披露や越前市のDX推進サポーターである福井伝統工芸アイドルのさくらいとの参加で、賑やかな会となりました!
東京都副知事 宮坂学さんのビデオメッセージ披露
→ビデオメッセージはこちらからご覧いただけます!
DX推進サポーターさくらいとの参加
◎デジタルツインえちぜん
「デジタルツインえちぜん」とは、Code for Fukuiを中心に多様な団体が参加して、越前市の街並みを撮影してバーチャル空間に越前市を作り、オープンデータとして公開するという取組みです!この活動は市民活動の一環として実施しているところを特徴としています。
デジタルツイン製作の流れ
越前市はデジタルツインえちぜん制作実行委員会を立ち上げ、「みんなで街並みを撮影してバーチャルなまちを創ろうプロジェクト」を始動しました!
メタバースの活用の可能性について話し合い、勉強会についても開催しました。
プロジェクトメンバー
勉強会の様子
また、さくらいとと仁愛大学とともに実際に仮想現実空間をつくるための3Dスキャンの実験として、辻の蔵周辺の街並みを撮影しました。撮影時には携帯電話やタブレット、ドローンを活用しました!まずは市中心部のメタバース化が目標で、撮影を繰り返し年度内の完成を目指しています。
さくらいと・仁愛大学との活動風景
「越前市DX推進サポーター」として、さくらいとを任命しました!
伝統工芸アイドルさくらいとを越前市DX推進サポーターとして任命しました。
委嘱式は全国初となるインターネット上の仮想現実空間「メタバース」で行いました!山田市長とさくらいとのメンバーがVRゴーグルを装着し、メタバース空間に移動後、モニター上で市長のアバター(分身)が、メンバーのアバターと握手を交わしました。さくらいとは今後、DXを分かりやすく楽しく伝える活動を行っていきます!その例として、令和3年度は高齢者向けのスマホ教室の支援を行いました!
委嘱式の様子
まだまだ続く越前市DX推進活動!
以上のように昨年度、越前市はいくつもの活動を行ってきました。今年度も昨年度に負けないくらいDXを推進活動を幅広く行っていきたいと考えています!
今後も デジタルにおいて誰も取り残さないまちづくりを目指していきます。