人権

最終更新日 2023年11月27日

情報発信元 市民協働課

人権週間・世界人権宣言について

PAGE-ID:6093

line

人権週間・世界人権宣言について

banaa

人権週間 12月4日~10日

昭和23年(1948年)12月10日,国際連合第3回総会において,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,「世界人権宣言」が採択されました。世界人権宣言は,基本的人権尊重の原則を定めたものであり,初めて人権保障の目標ないし基準を国際的にうたった画期的なものです。採択日である12月10日は,「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。

法務省の人権擁護機関では,昭和24年(1949年)から毎年,人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め,その期間中,各関係機関及び団体と協力して,全国的に人権啓発活動を展開し,人権尊重思想の普及高揚を呼びかけています。

しかし,今なお,新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する偏見・差別,インターネット上における誹謗中傷,いじめや虐待,外国人や障害のある人,ハンセン病元患者やその家族などに対する偏見・差別など,様々な人権問題が依然として存在しています。
これらの問題を解決し,国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」社会を実現するには,私たち一人一人が人権尊重の重要性を改めて認識し,他人の人権に配慮した行動を取ることが大切ではないでしょうか。
この機会に,人権について改めて考えてみませんか?

世界人権宣言

世界人権宣言とは

世界人権宣言は,基本的人権尊重の原則を定めたものであり,初めて人権保障の目標や基準を国際的にうたった画期的なものです。
20世紀には,世界を巻き込んだ大戦が二度も起こり,特に第二次世界大戦中においては,特定の人種の迫害,大量虐殺など,人権侵害,人権抑圧が横行しました。このような経験から,人権問題は国際社会全体にかかわる問題であり,人権の保障が世界平和の基礎であるという考え方が主流になってきました。
そこで,昭和23年(1948年)12月10日,国連第3回総会(パリ)において,「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」として,「世界人権宣言」が採択されました。
世界人権宣言は,基本的人権尊重の原則を定めたものであり,それ自体が法的拘束力を持つものではありませんが,初めて人権の保障を国際的にうたった画期的なものです。
この宣言は,すべての人々が持っている市民的,政治的,経済的,社会的,文化的分野にわたる多くの権利を内容とし,前文と30の条文からなっており,世界各国の憲法や法律に取り入れられるとともに,様々な国際会議の決議にも用いられ,世界各国に強い影響を及ぼしています。
さらに,世界人権宣言で規定された権利に法的な拘束力を持たせるため,「経済的,社会的及び文化的権利に関する国際規約(A規約)」と「市民的及び政治的権利に関する国際規約(B規約)」の2つの国際人権規約が採択され,その後も個別の人権を保障するために様々な条約が採択されています。これらの条約が保障する権利の内容を理解し,広めていくことが一人一人の人権を守ることにつながるのです。


世界人権宣言 (外務省ホームページ)

世界人権宣言ってなんだろう?(アムネスティ・インターナショナル日本ホームーページ)

人権デー

《人権デー》 12月10日 (世界人権宣言が採択された日)
国際連合は,昭和23年(1948年)12月10日に第3回総会で世界人権宣言が採択されたのを記念し,昭和25年(1950年)12月4日の第5回総会において,この12月10日を「人権デー(Human Rights Day)」と定め,加盟国などに人権思想の啓発のための行事を実施するように呼びかけています。

人権啓発パンフレット「世界人権宣言70周年」(法務省企画)
平成30年は世界人権宣言が採択されて70周年の節目の年であることから,それを記念して,人権啓発パンフレットの作成やシンポジウムの開催などの事業を実施しました。 
世界人権宣言の意義等について,分かりやすい言葉やイラストを用いて紹介したパンフレットを作成しました。

panfu
「世界人権宣言70周年」【PDF】

リンク

人権の推進について考えてみよう

line

  • X(旧Twitter)
  • Facebook
  • Line
  • Youtube

印刷

情報発信元 総務部 市民協働課

受付時間
月曜から金曜の午前8時30分から午後5時15分まで(祝日を除く)