市役所本庁舎発掘調査情報
最終更新日 2018年12月5日
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市役所本庁舎発掘調査情報
こちらでは、市役所本庁舎の発掘調査の進捗状況などを毎月15日ごろに前月の情報を紹介していきます。
調査の概要
現在、文化課では越前市役所の本庁舎建設に伴う事前の埋蔵文化財発掘調査を実施しています。発掘調査は、平成28年8月30日から開始され、計画では平成29年の夏頃まで調査を行います。調査を行っている範囲は、新庁舎が建設される部分を対象に行い、平成28年度は現庁舎の北側の旧駐車場で行い、平成29年度は市民ホールと生涯学習センター跡地を対象に行います。
遺跡の概要
調査を行っている地点は、「周知の埋蔵文化財包蔵地」である「府中城跡」の範囲に含まれる場所です。「府中城跡」内では、これまでに数回にわたり発掘調査が行われてきました。このため、調査箇所を区別するために、遺跡名称の後ろにアルファベットを付けて「府中城跡Ⅰ地点」 としました。
平成28年に完成した立体駐車場西側の「府中城跡B地点」では、遺構に伴うものではありませんでしたが、平安時代の須恵器と呼ばれる土器に「国寺」や「国大寺」と墨で書かれた墨書土器が出土しています。また、平成27年度に行われた立体駐車場建設に伴う「府中城跡H地点」の調査では、府中城の石垣や近世後期の瓦の廃棄穴などが発見されています。
今回の調査地は、府中城跡H地点の東隣に位置し、市役所が建設される前は、東小学校として使用されていた場所にあたります。