コウノトリ呼び戻す農法体験記

最終更新日 2021年6月14日

情報発信元 農政課

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第1回 田植え(令和3年5月29日(土))

今回私は、田植えを体験しました。

実は田んぼに入るのは今回が人生初、少し緊張でした。

 

今年の田んぼファンクラブは坂口地区にある1枚の田んぼで行われます。

この田んぼは約1400㎡の大きさで、周りは坂口地区の里地里山に囲われ、絶景が広がっていました。

この日は天気も良く、絶好の田植え日和でした。

1taue1 (田んぼの回りには里地里山が広がります。)

田んぼからはコウノトリの巣塔が見えます。ひなの巣立ちが待ち遠しいですね。

 

まず初めに、苗を植える場所に印をつけるための、枠まわしを行いました。

苗と苗の間隔を均等にすることで、稲に均等に日光が当たるようになり、ムラなく稲は育つようです。

木製の六角形の長い枠(田植枠と呼ぶそうです)を転がして、苗を植えるための印をつけていきます。

なかなかまっすぐ進まず苦戦し、1歩1歩足を踏み出すのにも苦戦しました。

1taue2(慣れない枠まわしに苦戦する職員)

 

約50年前までは、この枠まわしや、田んぼに縄を張る方法で田植えの位置を決めていたようです。

昔の人はこんな苦労をしていたのかと、驚きでした。

農法部会の農家さんと交代で、全部で20往復くらい転がしたでしょうか。

次の日は筋肉痛になりました。

 

いよいよ田植えです。

部会の農家さんが育てた苗を、みんなで手作業で植えます。一か所に3本程植えるそうです。

1taue3(農家さんが大事に育てた苗)

 

田植えで、難しい!と感じたのは、植えた苗を倒さないように歩くことです。

1歩踏み出すごとに前に植えた苗が傾き、倒れないかとても不安でした。

みんな、ゆっくり慎重に苗を植えていました。

1taue4 (田植えの様子)

1taue5 (田植えをする職員、この日は6人の職員が田植えを体験しました。)

 

みんなで協力して全面に苗が植えられた後、農法部会の藤木会長が、少し手直しをしていました。

慣れた手つき、足さばきで、さっさっさと苗を手直ししていました。頭が上がりません。

1taue6(すばやい手つきの藤木会長)

 

田植えの後は肥料を撒きました。

農薬や化学肥料を一切使用しない農法なので、使用する肥料は有機質肥料です。

「大きく育ってね」、と子どもたちが田んぼへ肥料を投げ入れていました。

1taue7(肥料を撒く子どもたち)

 

コウノトリ呼び戻す農法部会の藤木会長が、肥料は撒くタイミングがとても重要だと話してくれました。

田植え前に撒く肥料や、田植え後に撒く肥料、色々な種類の肥料があるそうで、栽培暦や長年の経験から適切な時期や施肥量を見極め、肥料を撒くのだそうです。

この有機質肥料の効果や、作物残さを土壌へ還元することなどで、田んぼの土は栄養を蓄え、稲が育ちやすい土になります。

コウノトリ呼び戻す農法では、このような土づくりをとても大事にしています。

 

 

肥料を撒き終わった後は、水辺の会の上野事務局長が水田退避溝の説明をしてくれました。

水田退避溝は、田んぼの中に溝を作って、そこに水を貯めておき、田んぼの生きものの生活の場とする取組です。

網を持って退避溝の生きものを追いかける子どももいました。泥だらけですね。

1taue8(退避溝の説明をする上野さん)

1taue9(退避溝で生きものを追いかける泥んこの子ども)

 

コウノトリ呼び戻す農法の田んぼでは、この退避溝のほかに、「冬水田んぼ」や「中干しの延期」など、生物多様性に配慮した取組を積極的に行っています。

 

今日の作業はここまで。次回は6月19日(土)に草取りを予定しています。

みんなで植えた苗がどんどん大きくなるのが楽しみですね。

 

ここ坂口地区では、5月にコウノトリのひなが誕生し、すくすくと成長しています。

水辺の会の川端副会長は、

「ここ坂口地区でもコウノトリのひなが誕生した。みんなで見守っていきたい。」

と述べていました。私たち職員も、ひなが成長し、巣立っていくのを心待ちにしています。

 

コウノトリ呼び戻す農法米についてのワンポイント

コウノトリ呼び戻す農法米は、福井県特別栽培農産物認証制度において、最も高いランクである認証区分1の認証を受けているお米です。

この、福井県特別栽培農産物認証制度の認証を受けているお米を、特別栽培米といいます。

福井県全体の約35%の特別栽培米がここ越前市で作られており、特に認証区分1については約半分が越前市で作られています。詳細はこちら。

越前市では、特別栽培米に取組む農業者を応援しています。詳しくはこちら(環境保全型農業直接支払交付金)をご覧ください。

 

【福井県特別栽培農産物認証制度】

認証区分1 ・・・ 無農薬・無化学肥料 栽培

認証区分2 ・・・ 無農薬・減化学肥料 栽培

認証区分3 ・・・ 減農薬・無化学肥料 栽培

認証区分4 ・・・ 減農薬・減化学肥料 栽培

 

下のマークは、福井県特別栽培農産物認証制度の認証マークです。

認証を受けて作られたお米には、袋にこのマークのシールがついています。

お買い物の際に見つけてみてください。

1taue11(認証区分1 : 無農薬・無化学肥料の認証マーク)

※無農薬・無化学肥料のコウノトリ呼び戻す農法米には、こちらのマークがついています。

 

1taue10(認証区分3 : 減農薬無化学肥料の認証マーク)

 

情報発信元

産業環境部 農政課

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