伝統産業

最終更新日 2023年11月27日

情報発信元 和紙・打刃物・たんす課

紙の文化博物館展覧会「越前和紙×京都芸大共同研究展Ⅱ(ツー)」

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紙の文化博物館展覧会「越前和紙 × 京都芸大 共同研究展2」

福井県和紙工業協同組合と京都市立芸術大学による、現代作家が使いやすい紙の開発を目指した共同研究に関する展覧会です。研究により、既存の和紙が、新たに日本画用紙として使用できることを発見しました。また、技法に適した版画用紙を、新たに開発・改良できました。本展では、研究の成果の紙を用い、芸大の皆様が制作した作品を展示します。

連携企画展

会期

令和5年3月25日(土曜日)から令和5年5月8日(月曜日)まで

開館時間

午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

休館日

毎週火曜日

入館料

一般300円(高校生以下無料 )、団体(15名以上)200円、障がい者手帳をお持ちの方は割引あり
※卯立の工芸館との共通料金

会場

越前和紙の里 紙の文化博物館
住所 福井県越前市新在家町11-12
電話 0778-42-0016

過去の特別展・企画展

紙の文化博物館企画展「古文書から見る和紙の里の支配者たち」展

越前五箇は古くから、越前五箇は紙漉きの里として時の権力者たちの庇護を受け、特権を与えられていたことが、残された史料から伺うことができます。朝倉氏、府中三人衆、結城秀康など名だたる武将たちが、当時の紙座に越前五箇の特権を認めました。
今回、古文書資料を中心に、越前五箇の歴史を紹介します。

和紙の里の支配者たち

  • 会期:令和5年1月25日(水曜日)から令和5年3月6日(月曜日)まで

紙の文化博物館企画展「紙づくりの道具たち」展

和紙がどのように作られるのか、和紙の基本と、和紙をつくるための紙漉き道具について学ぶ企画展です。
原材料の違いによる和紙の違いや、重要有形民俗文化財に指定された和紙の製作用具を通して、和紙がどのような工程を経て作られていったのか、ぜひご覧ください。

紙づくりの道具たち

  • 会期:令和4年11月18日(金曜日)から令和4年12月19日(月曜日)まで

特別展「渇筆の天才画家 小杉放菴-最高の和紙を求めて-」

小杉放菴は、はじめ洋画を学んだのち、日本画も描くようになり、東洋的な文人の世界を体現した作家として知られています。
放菴は、越前和紙の名匠、岩野平三郎が製作した麻紙をことのほか愛用し、2人のやり取りのなかで作られた麻紙は、のちに「放菴紙」と呼ばれるようになります。
本展では、小杉放菴記念日光美術館と福井県立美術館が所蔵する作品をお借りし、書簡など平三郎家ゆかりの資料をあわせてご紹介します。

小杉放菴展チラシ

  • 会期:令和4年9月16日(金曜日)から令和4年10月17日(月曜日)まで

夏休み特別展「和紙のひみつ展」

「和紙ってどんな紙?」「私たちが普段使っている紙と和紙って何が違うの?」「和紙って何に使われているの?」そんな和紙への疑問にお答えする特別展を開催します。
和紙を触ってみたり、じっくり観察してみたり、和紙の疑問を解決してみましょう。

和紙のひみつ展1

和紙のひみつ展

  • 会期:令和4年7月15日(金曜日)から令和4年9月5日(月曜日)まで

企画展「越前鳥の子紙-紙王と呼ばれた紙の今むかし-」展

鳥の子紙は古くから今立五箇で漉かれ、史料にも越前鳥の子の名が残るなど、産地の代表する和紙の一つです。
展示では、これまでの産地と鳥の子紙の歴史や、技術保持のための活動を行っている越前生漉鳥の子紙保存会の活動内容などのほか、平安時代の装飾料紙について、産地として復元に向けて取り組んだ成果を紹介します。

鳥の子1

  • 会期:令和4年5月18日(水曜日)から令和4年7月4日(月曜日)まで

企画展「越前和紙 ✕ 京都芸大 共同研究展」

福井県和紙工業協同組合と、日本で最も長い歴史を持つ芸術系の学校である京都市立芸術大学とで、日本画用紙、版画用紙の開発をする共同研究が行われています。
越前市が共同研究の縁をとりもったことから、令和5年3月の紙の完成を目指したこの共同研究の進捗状況を発表する展覧会を企画しました。
この展覧会では和紙工房の製造した紙に、京都芸大の日本画研究室、版画研究室の先生方が筆を入れ、または試し刷りをし、紙との相性をみたテストピースをご覧いただけます。

  • 日本画研究室:川嶋渉教授、谷内春子講師、三橋卓講師
  • 版画研究室:田中栄子教授、王木易講師
  • 和紙工房:五十嵐製紙、やなせ和紙、山喜製紙所、山口荘八(製紙所)

京芸1

京芸3

  • 会期:令和4年3月9日(水曜日)から令和4年5月9日(月曜日)まで

企画展「紙を漉く-和紙の製作用具-」展

平成26年3月10日に、「越前和紙の製作用具及び製品」(2,523点)が国の重要有形民俗文化財に指定されました。 本企画展は、重要文化財に指定されている各工房で使われてきた和紙の製作用具を通して、和紙がどのように作られるのかを知ってもらえる内容になっています。
また、無地の和紙だけでなく、装飾が施された和紙を製作するための用具も併せて紹介します。

紙博 道具展示1月

紙博1月1

  • 会期:令和4年1月26日(水曜日)から令和4年2月21日(月曜日)まで

特別展「越前和紙で作ってみた パッケージと雑貨展」

越前和紙×pakection!(パケクション!)⇒越前和紙のパッケージ

パッケージのデザインは、関西のデザイナーグループpakection!(パケクション!)が担当
パッケージの中のものの魅力が高まる、手にした人がワクワクするような、贈る人の気持ちに沿えるような越前和紙のパッケージが誕生しました。涼しげな和紙や、手触りのよい和紙で、高級な貼り箱になっていて、越前和紙の魅力がいかんなく発揮されています。
今までは扱いにくさにより敬遠されてきた和紙に、ホットスタンプ、UV印刷などで新たな表情を与え、貼り箱、トムソン箱などのパッケージを作成することができました。
和紙のあたたかさや、やさしさで、中に入るものの魅力を高めるパッケージをご提案いたします。
和紙の新しい一面を知っていただけましたら、幸いです。
<パンフレットをダウンロードできますので、どうぞご自由にご利用ください。>
パッケージ紹介パッケージ紹介(PDF形式 1,925キロバイト)
パッケージの製作は、地元企業の増田紙器工業株式会社。お菓子の箱を始め、数多くの箱を製作している会社です。今回は、その技術が発揮され、硬さのある越前和紙も貼り箱に仕立て、その技術力の高さを証明しています。
越前和紙へのUV印刷はかなづや株式会社。もこもこしている和紙にもにじみのない印刷で、特殊技術の高さが現れています。
水引は池田水引。様々な色の水引を持っているのはこの辺りでは池田水引だけとのこと。様々な色の和紙に合わせた水引でパッケージを装飾しその魅力を高めています。
雑貨も、おしゃれな名刺入れや、便せん、ジャガイモの皮を使った越前和紙、まるいおきあがりこぼしなどが出品しています。お楽しみください。
この特別展のパッケージをモデルに、人の幸せに寄り添うような新しい越前和紙の使われ方が、さらに多く生まれることを期待しています。
pakection!(パケクション!)とは
公益社団法人日本パッケージ協会会員で構成するパッケージデザイナーグループ。メンバーはデザイン事務所勤務、フリーランスと様々だが、2008年に設立以来、毎年趣向を凝らしたパッケージデザイン展覧会を開催。パッケージをこよなく愛し、日々その可能性を探究しています。
パッケージ製作:増田紙器工業株式会社(越前市北府2-5-10)
和紙特殊印刷:かなづや株式会社(越前市北府2-19-16)
水引製作:池田水引(越前市粟田部中央1-1004)
パケ雑貨展2

パケ雑貨展1

パケ雑貨展3

パケ雑貨展4

  • 会期:令和3年11月3日(水曜日・祝日)から令和4年1月10日(月曜日・祝日)まで

特別展「竹澤弘之日本画展 日常の中の輝きを~院展入選作品の中から~」

竹澤弘之(たけざわひろゆき)氏は、昭和32(1957)年、福井県永平寺町に生まれ、福井市在住の作家です。東日本大震災が起きた平成23(2011)年、生きる意味を考え初出品した再興第96回院展において、「雨後」が初入選し、その後も、入選を続けています。日本画グループ沙久羅会代表、福井県美展日本画部門長などを務めています。
この展覧会に飾る作品のテーマは、きらびやかな世界の美しさではなく、身近な美しさです。水たまりの中に映る電柱など題材にした作品たちは、日常の美しさを伝えてくれます。
また、竹澤氏の作品は全て雲肌麻紙に描かれています。越前和紙産地を代表する画用紙の一つである雲肌麻紙に描かれた、日常の中の美しさをお楽しみください。

竹澤弘之展

  • 会期:令和3年9月17日(金曜日)から令和3年10月18日(月曜日)まで

竹澤弘之展チラシ

紙の文化博物館企画展「百花繚乱-越前和紙、芸術家たちとの交流の証- 」

産地には、作品のための理想の紙を求める書家や画家たちからの厚い信頼が寄せられ、紙の仕上がりをめぐるやり取りの中で多くの交流が生まれました。このため、小杉放菴や大矢峻嶺といった日本画家たちの作品をはじめ、奉書紙に摺られた美しい木版画作品や流麗な書作品など、越前和紙を使用した作品が多く産地に残されています。
本企画展では、その交流を通して地元の工房へ贈られた作品をご紹介します。越前和紙を使った様々な作品から、芸術家と工房が親密な交流を多く持っていたことを知っていただける内容になっています。

百花繚乱

  • 会期:令和3年7月21日(水曜日)から令和3年8月30日(月曜日)まで

紙の文化博物館企画展「道具が語る、越前和紙の技と美」

平成26年3月10日に、「越前和紙の製作用具及び製品」(2,523点)が国の重要有形民俗文化財に指定されました。本企画展では、これらの重要文化財に指定された各漉き屋で使われてきた和紙の製作用具を通して、和紙の一大生産地として発展した「越前和紙の里」をご紹介します。
また、打雲、飛雲、水玉、墨流しの、守り伝えられてきた技術で漉かれた、文様が楽しい越前和紙も併せてご紹介します。
皆さんも道具の声に耳をすませ、技術と歴史を感じながら、越前和紙の美しい美術工芸紙(装飾料紙)を堪能してみてはいかがでしょうか。

展示 技と美2

  • 会期:令和3年6月9日(水曜日)から令和3年7月5日(月曜日)まで

紙の文化博物館企画展「近代の越前和紙-渋沢栄一が駆け抜けた時代-」

令和6(2024)年度に、一万円札、五千円札、千円札が一新され、一万円札の肖像には、「渋沢栄一」が採用されることになりました。渋沢は、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)など数多くの企業を設立し、日本資本主義の父といわれる人物です。渋沢が生涯に関わった企業は約500にものぼるといわれ、その中の一つに製紙会社(現在の王子製紙株式会社)があります。
今回は渋沢栄一が活躍した「近代」において、近代化の波に翻弄されながらも、大きく転換し、波を乗り越えようと藻掻いた越前和紙産地についてご紹介します。

近代の越前和紙

  • 会期:令和3年4月14日(水曜日)から令和3年5月24日(月曜日)まで

過去の紙の文化博物館展覧会の記録(H29~R2)はこちら

 

添付ファイル

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情報発信元 産業観光部 和紙・打刃物・たんす課

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