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全国環境保全型農業推進コンクールで優秀賞を受賞しました

更新日 2016年6月20日 情報発信元:農政課

環境に配慮した農業生産活動に意欲的に取組む農業者・団体を表彰する「第18回(平成24年度)環境保全型農業推進コンクール」におい北陸地域環境保全型農業推進シンポジウムでの表彰て、越前市・越前たけふ農業協同組合が連名で、優秀賞(全国農業協同組合中央会会長賞)を受賞しました。
  農林水産省 全国環境保全型農業推進コンクール

平成25年3月4日(月)金沢広坂合同庁舎内の北陸農政局で開催された「北陸地域環境保全型農業推進シンポジウム」において表彰状が授与されました。

消費者が求める高付加価値(減農薬、減化学肥料栽培、食味値表示)の米作りを目指し、コウノトリが舞う里づくりでの生きものと共生する農業の推進を市とJAが連携した取組みついて、県内の環境保全型農業を牽引していることが評価されました。  

越前市の農業の概要  

越前市は福井県の中央部分にあり、海のイメージがありますが、実は地形は山に囲まれた盆地です。 越前市の経営耕地面積は約3200ヘクタールで、水稲作付が約2400ヘクタールあり市の農業の中心となっています。また転作作物は大麦、その裏作としてそばの作付けが大部分を占めています。またハウス園芸では大玉トマト、キュウリ、スイカ、また畜産農家も里山の風景10件あり、その飼料用米の作付けもあります。

就業者の構造は、第二次、第三次産業を半分ずつ占めており、第一次産業に就業する割合は約3%です。また農家の状況はほとんどが第二種兼業の農家といった状況です。

 このような越前市の農業ですが、越前市内において環境調和型農業となる県特別栽培米(期間中減化学合成農薬、減化学肥料栽培)が平成24年度には512ヘクタールとなり、ここ6年間で5倍に拡がっています。これは県内の特別栽培米の作付面積の約4割をしめ、市内の稲作の2割が特別栽培米となっています。 

市の農業において環境調和型農業が広がりをみせた理由として、市、JA越前たけふが連携し取組んできた事業をご紹介します。     

 国の事業(平成19年度から平成23年度の農地・水・環境保全向上対策営農活動支援事業、平成23年度からの環境保全型農業直接支払)を積極的に活用し、更に市やJA越前たけふの独自支援 (市:環境調和型農業推進事業補助金、JA:インセンティブ買入制度)を行ったことで、化学肥料や農薬を減らす栽培方法の補填ができ面積の拡大や、栽培農家のモチベーションや品質向上にも繋がりました。JA越前たけふのホームページへ

 平成20年産からJA越前たけふ管内に温湯消毒装置が全面的に導入され、種もみ処理にかかる農薬成分を抑えることが可能になり、地域内すべての農家が減農薬栽培に取り組める体制を整えました。また栽培こよみの作成、配布することで、使用する資材、資材の使用時期、適期田植え、中干し時期、収穫前の水管理などが一目瞭然で分かり、生産農家の作業の統一や、化学肥料から有機肥料に変更する県認証のレベルアップにも繋がりました。

 温湯消毒装置全面的導入     温湯消毒装置       県特別栽培米栽培暦

 市、JA越前たけふ、丹南農林総合事務所の職員が一緒に各地区を回り、生産農家が難しい、面倒だと感じるエコファーマーや県特別栽培米の窓口相談、申請相談を行っています。JA越前たけふが栽培管理責任者となり、現地検査や栽培研修会を開催することで、初めての農家も安心て取組むことができ、面積の拡大に繋がりました。

 特別栽培米現地研修会  申請相談会  JA栽培管理責任者

  JA越前たけふでは、他産地と差別化を図るため、食味値、整粒値を表示し「特選 越前しきぶ姫」というブランド米の独自販売を展開しています。 食味値等の数値が表示されていることで、消費者がよりよいお米を選ぶことができます。また地域に応じた栽培を分析することができ、きめ細やかな栽培技術の確立や、品質向上に努めています。またコシヒカリより晩生となる「あきさかり」「たんちょうもち」の特栽米の団体申請もはじめ、新たな市場の拡大も図っています。

  食味値、整粒値を表示して他産地と差別化      特選 越前しきぶ姫コウノトリ呼び戻す農法米

 また西部地区では、「コウノトリ呼び戻す農法部会」による生き物と共生する先進的な取組みが行われ、無農薬、無化学肥料で栽培する「コウノトリ呼び戻す農法米(県認証1特別栽培米)を生産し、JA越前たけふを通して販売されています。 環境調和型農業が拡がりを見せ始めた平成22年には現実的にコウノトリが飛来し、越前市から「えっちゃん」の愛称がつけられ、107日間本市に滞在しました。えっちゃんがどじょうやカエルを食べるたくましく優雅な姿は、たくさんの農家や市民に生き物が共生する農業の大切さを教えてくれました。この出来事により、平成23年度からの環境保全型農業直接支払交付金を活用し、冬期間に田んぼに水を張る「冬期湛水」の取組みが市内全域に拡がりました。 

 コウノトリ呼び戻す農法部会生きもの調査  コウノトリえっちゃん  特別栽培米を学校給食に導入

  平成24年度より市内の小中学校の学校給食に県特栽米を導入しました。JA越前たけふと越前市で慣行米との価格差を負担し実現しました。年間の供給量は1700俵です。このことにより学校給食を通して子供たちに環境調和型農業を伝えることができました。また地域でとれた安全・安心なお米を、子供たちに食べさせることができることは、農家にとってもたいへん励みになっています。   

 飼料用米  お米を食べて育った豚の肉  お米を食べて育った鶏の卵

 JA越前たけふが主導となり稲作農家と畜産農家が連携し、飼料用米や堆肥の活用をしています。大麦の裏作のそばの有機肥料に養鶏業者の鶏ふんを使用し、約200haが有機農業でそばの栽培を行っております。これは環境保全型農業直接支払交付金の対象となっています。また飼料用米は畜産農家と契約し、計画的に作付を行っています。この飼料用米を食べて育った鶏卵と豚肉を使用した越前市のB級グルメ「ボルガライス」が食べられるお店もあります。 ボルガライスのお店       

 昭和45年コウノトリこうちゃんに餌を集める子供たち  昭和45年くちばしの折れた コウノトリこうちゃん  平成22年コウノトリえっちゃんの餌場作り

 昭和45年と40年後の平成22年のコウノトリとえさを獲る子供たちの風景です。変わらない風景があることは大変尊いことです。市やJA越前たけふと連携し環境調和型農業を進めていますが、このような自然環境や人の想いが同じように次の世代につなげていくことの大切さをこの賞をいただいたことにより再認識し、これからも環境調和型農業の推進に取組んでまいりたいと思います。
 コウノトリが舞う里づくり

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