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休耕田ビオトープ

更新日 2016年3月1日 情報発信元:農政課

越前市ではコウノトリの定着に向け、休耕田ビオトープをづくりを行っています。

越前市では休耕田に生き物を増やす取組みとして、様々な調査活動が行われています。その活動の一部をご紹介します。

1   コウノトリの餌場環境創出を目指した休耕田ビオトープ

  調査用の休耕田ビオトープは、コウノトリの飼育施設の隣に整備されました。

  水深を30㎝から50cmにするため田面を深堀して畦を高くして補強します。

  完熟牛糞堆肥を投入してまんべんなくすきこみ、水を張ると2週間後にはたくさんのプランクトンが発生します。

  ここにドジョウやギンブナを増やすことで、コウノトリの餌場となるように計画しています。

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餌場池

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完熟牛糞堆肥

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発生したプランクトン

 

 

2  ドジョウの増殖

    ドジョウはコウノトリの餌動物として知られています。

  越前市では休耕田ビオトープをコウノトリの餌場とするため、ドジョウの増殖に取り組んでいます。

  平成24年から越前市内のドジョウの生息状況の調査を行い、生息環境の把握を進めています。

  その結果、ドジョウが多く生息する環境は、泥が堆積した水路や、ため池であることがわかりました。

  また、外来ドジョウの侵入やドジョウの遺伝的多様性の保全を考慮し、大学と連携して市内に生息するドジョウの遺伝子解析を行い、

  その結果をもとに、適正な親魚の採集場所を特定しています。

  ドジョウの親魚は、ペットボトルと洗濯ネットで作製したトラップで捕獲を行っています。

  このなかに、魚のあらを投入し1日ほど水路に沈めトラップを引き上げると餌に引き寄せられたドジョウなどが入っています。

  捕獲してきた親ドジョウは繁殖場となる水田や整備した休耕田に放流します。

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ドジョウ捕獲用のトラップ

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トラップの中のたくさんのドジョウ

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たくさんのドジョウが生息する水路

 

 

3   ギンブナの増殖

  ギンブナは4月上旬から産卵期に入り産卵します。

  ギンブナを休耕田ビオトープで効率的に増やすため4月上旬に水路や溜池にて親魚の捕獲をはじめ、

  お腹が大きく卵をかかえている個体を選びビオトープに約500匹を放流しました。

  ギンブナは産卵時、水草に卵を付着させます。

  そこで、産卵用のシュロと伐採された樹木を沈めて、産卵床をつくりました。

  5月に入ると産卵が確認できます。

  産卵の確認されたシュロや樹木は、ふ化した稚魚が親魚に食べられてしまうのを防ぐため、

  卵のふ化と稚魚育成のための小さな池を造成します。

  大きく成長したら網を取り外し成魚と一緒にします。

  このような方法でギンブナを増やすと20a~30aの休耕田ビオトープで数千匹のフナを増やすことができます。

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ギンブナ

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孵化した稚魚

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産卵場所と稚魚の育成場

 

4   ビオトープへのナマズの遡上

  5月中旬の大雨の日には河川から水田へ水があふれ、ナマズが遡上していました。50cm近くの大物もいました。

  ナマズも産卵するために河川から水田へやってきます。 

  ナマズの生息している河川や水路と休耕田ビオトープを水田魚道でつなげ、ビオトープ内でナマズを産卵させることができます。

  現在ナマズの生息している水路や河川を調査しています。

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ナマズ正面からみるとこんな顔しています。

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50cm越えの大物もいました。

 

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情報配信元:産業環境部 農政課コウノトリ共生室    コウノトリ共生室トップページへ戻る

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