白山坂口地区での放鳥実験に向け、越前市ではコウノトリのえさ場づくりを行っています。
その取り組みの一環として、白山地区と坂口地区にて「いきものいっぱいのえさ場作り」が開催されました。
この作業は、どこの田んぼでも取り組むことができる自然再生作業について公開し、協力を呼びかけるものです。
第一回 いきものいっぱいのえさ場作り 開催日:平成23年5月7日 開催場所:白山いこい館(越前市都辺町)
開催案内
第一回いきものいっぱいのえさ場作り(PDF形式:1,485KB)
第二回 いきものいっぱいのえさ場作り 開催日:平成23年6月11日 開催場所:エコビレッジ交流センター(越前市湯谷町)
開催案内
第二回いきものいっぱいのえさ場作り(PDF形式:1,487KB)
この他にも、放鳥予定地区では様々な調査活動が行われています。その活動の一部をご紹介します。
1 餌場池 コウノトリの飼育ケージ(檻のような物)の隣に餌となる「ドジョウ」と「ギンブナ」のえさ場池を整備しています。この場所にドジョウとギンブナが生息できる環境をつくりました。まずは土作りからです。牛糞堆肥を投入。2週間後にはたくさんのプランクトンが発生しました。ここにドジョウとギンブナを育て、コウノトリの餌場となるように計画しています。

餌場池

牛糞堆肥

発生したプランクトン
2 ドジョウ
ドジョウについてです。越前市西部の白山・坂口地区でドジョウがどこに生息しているか現状把握のための調査を行いました。ドジョウは泥が堆積した水路や、ため池で確認することができました。
ドジョウを増やすには、親魚が不可欠です。そこで、ペットボトルと洗濯ネットで作製したトラップで捕獲を行っています。このなかに、魚のあらを投入。トラップを引き上げると餌に引き寄せられたドジョウなどが入っています。捕獲してきた親ドジョウは繁殖場となる水田や整備した休耕田に放流しようと計画しています。

ドジョウ捕獲用のトラップ

トラップの中のたくさんのドジョウ

たくさんのドジョウが生息する水路
3 ギンブナ
次にギンブナについてです。ギンブナは白山地区を流れる天王川につながる日野川の下流で捕獲しています。産卵期に入る4月上旬から捕獲をはじめ、餌場池に約500匹を放流しています。
捕獲してきたギンブナはお腹が大きく卵をかかえています。ギンブナは、すぐにでも産卵したい様子ですが、餌場池には水草がはえておらず、卵を産み付ける場所がありません。そこで、産卵用のシュロと伐採された樹木を沈めて、産卵床をつくりました。5月に入ると産卵が確認でき、卵から稚魚が孵化しました。今では餌場池の岸際にはたくさんの稚魚が泳いでいるのを見ることができます。稚魚の数は数千匹はいるのではないでしょうか。
また、親魚は卵と稚魚を食べてしまうため、卵の孵化と稚魚のために小さな池を造成しました。成長するのが楽しみです。

ギンブナ

孵化した稚魚

卵の孵化場
4 ナマズの遡上
5月中旬の大雨の日には河川から水田へ水があふれ、ナマズが遡上していました。50cm近くの大物もいました。びっくりです。産卵するために河川から水田へやってきたと思われます。今後は河川の生き物調査と水田、水路とのつながりについての調査を進めていく予定です。

ナマズ正面からみるとこんな顔しています。

50cmの大物もいました。



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