【第8回】コウノトリの餌となるドジョウを養殖しています。

最終更新日 2016年1月20日

情報発信元 農政課

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ドジョウ養殖について

越前市ではコウノトリをシンボルにその定着を目指し、環境に配慮した農業、生きものの生息場となるビオトープの創出などの取り組みを進めています。
コウノトリは飼育下では1羽1日500グラムの餌を食べる大食漢です。野生のコウノトリが生きていくには、多種多様な生きものの生息が不可欠です。しかし、圃場整備、水田と水路の分断などによりコウノトリの餌となるカエル、バッタ、ドジョウなどの生息場が悪化しています。特に、水田で産卵・稚魚が育つ生活史を持つドジョウなど、水域しか移動のできない魚類にとって大きな影響を与えています。また、市内に外来ドジョウが確認され、地域固有のドジョウの遺伝子汚染などの影響が懸念されています。
・詳しくは 【第1回】~外来生物情報~越前市内で外来ドジョウが確認されました。をご覧ください。
越前市白山地区で飼育しているコウノトリの餌のドジョウは外国産です。逸脱した場合に地域固有のドジョウと交雑して遺伝子の汚染につながるおそれがあるため、冷凍または湯で絞めて与えています。兵庫県立コウノトリの郷公園によると、コウノトリに活きた餌を与えると繁殖の刺激になると言われています。

そこで、越前市では、地域固有のドジョウの生息地を明らかにして、以下を目的にドジョウの養殖を行っています。
1.ビオトープや水田にドジョウを放流し、野生コウノトリの餌を増やすこと
2.飼育コウノトリ(ふっくん、さっちゃん)に活きたドジョウを与え、その繁殖を刺激すること
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写真 福井県提供 

これまでのドジョウ養殖の取組み 

・平成23年度から福井県立大学、城西大学と連携してドジョウ養殖技術の確立、遺伝子解析を開始。
・平成26年度には、これまで大学で培われた技術をもとに、越前市で稚魚を生産し、養殖池で育成する一連のドジョウ養殖試験を実施。
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・平成27年度には、地域の方々と協力しドジョウ養殖を実施。
牛糞堆肥、石灰をまいて水を張り、ドジョウの餌となるミジンコなどのプランクトンを発生させます。

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ミジンコなどのプランクトンが発生した養殖池にドジョウの稚魚を放流します。

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育てたドジョウを回収します。
ドジョウすくいにみなさん夢中です。この“どじょうすくい”、意外におもしろいと評判でした。

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予想以上のドジョウを回収することができました。
平成27年度には、越前市、地域のみなさんと合わせて、約34キログラムのドジョウを生産することができました。

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水田、ビオトープに放流 

野生のコウノトリの餌になることを願いドジョウを放流しました。
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写真 福井県提供

飼育しているコウノトリの餌として提供 

養殖したドジョウ約21キログラムを福井県に提供し、さっそくコウノトリ(ふっくん、さっちゃん)に給餌しました。
コウノトリがドジョウを食べるかどうか地域のみなさんとモニターで観察。
ふっくん、さっちゃんは活きのいいドジョウをおいしそうに食べていました。

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【問い合わせ先】

農政課 コウノトリ共生室 電話:0778-22-3009,ファクス:0778-23-9907,Mail nousei@city.echizen.lg.jp

情報発信元

産業環境部 農政課

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