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シリーズ「越前の技」最終回

更新日 2017年4月3日 情報発信元:産業政策課

フラワー装飾業 株式会社オーナメントA(エイ) 代表取締役 一ノ瀬 淳子(いちのせ あつこ)さん

平出で主にフラワースクール事業やブライダル装飾業を営む「(株)オーナメントA(エイ)」さんは、そのノウハウを活かし『マテリアルフラワー』という商品を開発し、販路拡大に取り組んでいます。 今回はその代表取締役である、一ノ瀬淳子さんにお話を聞きました。 一ノ瀬さん

 

『マテリアルフラワー』とは

『マテリアルフラワー』とは生花の花の部分を乾燥させ、薄い被膜コーティングを施したものです。これにより、いつまでも同じ状態のまま、花を保存できます。これまでもドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、生花を保存するための技術や商品がありましたが、『マテリアルフラワー』はこれらとは違って、薄い皮膜コーティングにより強度が持たせてあるので、観賞用だけでなく様々な活用ができるものになっています。
例えば、携帯電話のストラップやキーホルダー、またアクセサリーとして使用できます。ただ、完全に固めてはいないので、花びらの持つ柔らかい質感は残っています。これまでブーケや挙式で使用した花などを顧客の要望でドライフラワーに加工したり、真空状態にした器にそれらを入れたものを製作してきましたが、観賞用だけでなくもっと身近で使えるものにしたいという思いから開発を試みました。30年程前、海外旅行に行った際に蘭の花を加工したものを見かけたことを思い出し、これをヒントに2年前から取り組んでいます。

『マテリアルフラワー』の製作過程

花が一番美しい状態を見極め、花の部分だけ切り取ります。その後、水分を飛ばすため乾燥をし、独自開発した薄い被膜コーティングを数回に分けて施します。花の種類や天候等にもよりますが、この間、約10日から2週間を要します。


コーティング作業

コーティング前の水仙

コーティング後の水仙

今後の目標、展開

現在、約50種類の花でマテリアルフラワーが製作できることを確認しています。基本的にはすべての花で製作可能と思われますが、特に越前市の花である菊や桜など、これからもいろいろな花に挑戦していきたいと考えています。また、さらに美しく仕上げるための研究を重ねていくことで、花本来の持つ質感をより再現してみたいという思いもあります。それから、現在は主に「素材の提供」としてアクセサリー関係の会社と取引をしていますが、和装小物やインテリア小物などへの活用やデザイナーとのコラボレーションでより完成された商品作りをしていきたいと思っています。これと同時に関係する展示会にも積極的に出展して、色々な人に『マテリアルフラワー』を知ってもらいたいと思います。

和装小物 バラを加工したもの
マテリアルフラワーを使った和装小物 バラのマテリアルフラワーを使ったコサージュ

使用例 様々な花
着けるとこんな感じになります。 様々な花からマテリアルフラワーが生まれます。
 

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