ジカウイルス感染症について
最終更新日 2018年12月3日
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ジカウイルス感染症診療Q&A
ジカウイルス感染症(ジカ熱)が中南米・東南アジア(おもにタイ・ベトナム・フィリピン)などで流行しています
日本国内でも、これまで10件のジカウイルス感染症の症例が確認されています
国立感染症研究所が作成した「ジカウイルス感染症診療Q&A」では、 どのように感染するのか、治療法はあるのか、どのような予防策があるのかなど、ジカウイルス感染症についてQ&A形式で書かれているので、ぜひご覧になってください。
ジカウイルス感染症診療Q&A(PDF形式:507キロバイト)
ジカウイルス感染症について(厚生労働省)ジカウイルス感染症の最新情報や今回報道の経緯
ジカウイルス感染症に関するQ&A(厚生労働省)ジカウイルス感染症の情報全般
ジカウイルス感染症とは(国立感染症研究所)ジカウイルス感染症の詳細(疫学)や臨床症状
海外におけるジカウイルス感染症の流行状況(厚生労働省検疫所)海外での状況
蚊を介して感染する『ジカウイルス感染症(ジカ熱)」が中南米・東南アジアを中心に流行しています
ジカウイルス感染症(ジカ熱)が中南米・東南アジア(おもにタイ・ベトナム・フィリピン)などで流行しています
現在、ジカ熱に有効なワクチンおよび治療薬はなく、感染を防ぐには蚊に刺されないことが大切です
ジカ熱に感染しないためにも、防蚊対策を心がけましょう
ジカウイルス感染症(ジカ熱)について
ジカウイルス感染症は、どのような病気ですか?
ジカウイルス感染症は、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症をいいます
ジカウイルス病は、後天的に、ジカウイルスが感染することにより起こる感染症で、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です
ジカウイルスは母体から胎児への感染を起こすことがあり(先天性ジカウイルス感染症)、小頭症などの先天性障害の原因となるとされています
どのように感染するのですか?
ウイルスに感染した患者を蚊(ヒトスジシマカやネッタイシマカ) が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します
基本的にはヒトからヒトに直接感染するような病気ではありませんが、まれに献血や性行為による感染が指摘されています。また、感染しても発症しないことも多くみられます
妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する可能性があります
どのように予防すればよいですか?
ジカウイルス感染症に有効な予防接種ワクチンはありません。蚊に刺されないようにすることが、一番の予防方法です。ヒトスジシマカやネッタイシマカは日中に活動し、ヤブや木陰などでよく刺されます。その時間帯に屋外で活動する場合は、 以下の事に気を付けましょう。
- 長そで、長ズボンを着用し、肌の露出をさけましょう
- 虫除け剤等を使用して、蚊にさされないようにしましょう
- 蚊の駆除を心がけましょう
- 蚊の発生を防ぐため、発生源(水たまり等)を作らないように注意しましょう
ヒトスジシマカはどんな蚊ですか?
ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)に分布しています。その活動時期は5月中旬~10月下旬です。ヒトスジシマカの幼虫は、例えば、ベランダにある植木鉢の受け皿や空き缶・ペットボトルに溜まった水、放置されたブルーシートや古タイヤに溜まった水などによく発生します。人がよく刺されるのは、墓地、竹林の周辺、茂みのある公園や庭の木陰などとされています。
妊娠や胎児にどのような影響がありますか?
ジカウイルス感染症が流行しているブラジルでは小頭症の新生児が増えていて、ジカウイルス感染症との関係性が疑われています。このため、妊婦や妊娠の可能性がある方の流行地への渡航を控えた方がよいとされています。やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。また、流行地から帰国される女性は、帰国後4週間の避妊を行うことを推奨します。流行地に滞在する場合は、その期間性行為の際はコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
相談窓口について
相談窓口について
ジカウイルス感染症などの感染症に関してのご相談は、お近くの健康福祉センター(保健所)にお問い合わせください。
丹南健康福祉センター 電話:0778-51-0034
午前8時30分から午後5時15分(土曜日・日曜日・祝日、年末年始を除く)