全国で風しん患者が増加しています!
最終更新日 2019年8月9日
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風しん流行に関する情報:2019年7月31日現在
2019年第1週から第30週(7月22日から28日)までの累計患者数が、2,039件となっています。報告患者の95%が成人で、男性が女性の3.8倍多く、特に30代から40代の男性に多く、また、女性は妊娠出産年齢である20代から30代に多い状況です。
今後、感染が拡大する可能性があります。
風しんとは
・主な症状は、発熱、発疹、リンパ節の腫れなど
・患者の咳やくしゃみのしぶきにより感染
・潜伏期間(感染者と接触してから症状が出るまでの期間)は2~3週間程度
・潜伏期間は、発疹が出現する7日前から出現後7日までの間
・大人になってからかかると重症になるほか、妊婦が妊娠初期にかかると先天性風しん症候群を発症する恐れがあります。
うつらない・うつさないために
- 外出後のこまめな手洗い、うがいを心がけましょう。
- 急な発疹や発熱などの症状があらわれたら、早めにかかりつけ医などを受診しましょう。
- 受診時にはマスクを着用し、咳エチケットを守りましょう。
- 流行地への旅行や人混みへの外出は控えましょう。
- 新聞等で流行の情報を得るようにしましょう。
- 予防接種も効果的な予防策です。
定期予防接種対象の方は確実に受けてください。
妊娠適齢期の方や予防接種履歴が不明の方についても、予防接種は受けられますので医療機関にご相談ください(任意接種のため有料です)。
妊婦や妊娠の可能性のある方へ
風しんを確実に予防するには、ワクチン接種(予防接種)が有効です。
また、妊婦は予防接種を受けることができないため、周囲の方々が予防接種を受けることが重要です。
特に、妊婦の周囲の方、妊娠を希望しているまたは、妊娠する可能性のある方は、なるべく早く予防接種を受ける必要があります。
風しんの抗体価の低い妊婦は、出産後に忘れずに予防接種を受けましょう。
結婚・妊娠を考えている方へ
妊娠を考えている方は、お二人の赤ちゃんのためにも、男女ともに妊娠前に予防接種を受けることをご検討ください。
※妊娠中(妊婦)は予防接種を受けることができません。妊娠前に予防接種を受けてください。
※抗体価が低い方で次の妊娠を望む場合は、出産後早期に予防接種を受けましょう。
※予防接種をうけたあと、2か月間は避妊をしてください。
お子さんのMR(麻しん・風しん)予防接種はお済みですか?
麻しんと風しんを混合したMRワクチンの定期接種は、1歳児、小学校入学前1年間の幼児の方が対象です。
MR1期(1歳)の対象者には、お誕生日の約1か月前に通知(封書)を送付しています。
MR2期(小学校入学前1年間:年長児)の対象者 には、今年の3月下旬に通知ハガキを送付しています。
まだ接種していない方は、早急に受けましょう!
詳しくはこちら
風しんの追加的対策について
全国的な風しん患者の増加に伴い、特に風しんの抗体保有率が低い昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、2019年から3年間、風しんの抗体検査及び予防接種に係る費用を助成します。(※助成は1人1回限り)
詳しくはこちらをご覧ください。
風しんにかかったことがあるか、風しんの予防接種を受けているかを確認しましょう。
確認ができない方は、医療機関で風しんの予防接種を受けましょう(実費)。
抗体が陽性(風しんにかかったことがある)でも予防接種をうけることができます。
予防接種を希望する方は、各医療機関へご相談ください。
生年月日 |
ワクチン定期接種の状況 |
---|---|
昭和37年4月1日生まれ以前 |
×:ワクチン接種なし |
昭和37年4月2日 |
△:女子のみ、中学時に1回のみ接種 |
昭和56年4月2日 |
△:男女とも、中学時に1回のみ接種 |
昭和62年10月2日 |
△:男女とも、1歳~7歳半に1回のみ接種 |
平成2年4月2日 |
〇:男女とも、幼児期1回と、中学校1年生または高校3年生の計2回 |
平成12年4月2日生まれ 以降 |
〇:男女とも、幼児期1回と小学校入学前の計2回 |
×: ワクチン不十分。
△: 男子は受けてない。もしくは接種1回で免疫が不十分な可能性がある。
〇: ワクチンを接種していれば心配なし。
関連リンク
→→福井県感染症情報
→→国立感染症研究所 感染症情報センター