最終更新日 2024年4月9日
五種混合について
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五種混合ワクチン
五種混合ワクチンは、四種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオ)にヒブを合わせたワクチンで、令和6年4月1日から定期接種として導入されました。
※四種混合、ヒブで接種を開始されている場合は、原則同一のワクチンで接種を完了してください。
対象者
生後2か月から7歳半までの子ども
接種回数・間隔等について
全部で4回(初回3回・追加1回)接種します。
【標準的接種間隔(おすすめする接種間隔)】
1回目から3回目までは、それぞれ20日から56日の間隔をあけて生後2か月から7か月の間に接種し、
4回目の追加接種は、3回目接種後6か月から1年半の間隔をあけて接種することが望ましいとされています。
五種混合ワクチンは、どんな病気を予防するの?
ジフテリア | ジフテリア菌に感染し発症すると筋肉のマヒが起こり、心筋や呼吸筋の障害などが現れます。しかし、最近では国内の発生はほとんどありません。 |
百日せき |
百日せき菌に感染すると特有の激しいせきが1から2か月も続きます。乳幼児はせきで呼吸ができなくなることもあります。熱は通常でませんが、乳幼児がかかると重症になりやすく、肺炎や脳症などの重い症状を併発することがあります。 |
破傷風 | 土の中にいる破傷風菌が、傷口から人の体内に入って起こります。人から人へは感染しません。菌の毒素により神経のマヒや筋肉のけいれんを起こし、死亡する確率が高い病気です。本人が気づかない程度の小さな傷が原因となることもあります。 |
ポリオ (急性灰白髄炎) |
ポリオは、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは、再び便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染します。感染の初期には風邪のような症状ですが、熱が下がるにつれマヒが起こり、これが後遺症として残ることがあります。日本での自然感染は報告されていませんが、渡航中の感染やウイルスが国外から侵入する可能性もあり、免疫をつけておく必要があります。 |
ヒブ | ヒブは、乳幼児の化膿性髄膜炎、敗血症、喉頭蓋炎などの重篤な全身感染症の原因となっています。ヒブによる髄膜炎は、5歳未満人口10万人に7.1人から8.3人とされ、年間約400人が発症し、そのうち11パーセントが予後不良とされています。細菌性髄膜炎にかかるのは、生後4か月から1歳までの乳児が過半数を占めています。 |