最終更新日 2023年11月14日
B型肝炎の定期予防接種について
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B型肝炎の定期予防接種について
対象は0歳児で、1歳になる前日までに3回の接種を終える必要があり、1回目の接種から3回目の接種を終えるまでには、おおよそ半年間かかります。
1歳になってしまうと定期接種の対象外となりますので、スケジュールをよくご確認いただき、予防接種を受けてください。
B型肝炎とは?
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが血液・体液を介して感染して発症する肝臓の病気です。
日本では、約130から150万人(およそ100人に1人)がB型肝炎ウイルスに感染していると推定されています。
B型肝炎ウイルスへの感染は、一過性で終わる場合と、そのまま感染している状態が続く場合(この状態を「キャリア」といいます)があります。
キャリアになると、慢性肝炎から肝硬変、さらには肝がんへと進行していく可能性が高くなります。
感染経路としては、B型肝炎ウイルスに感染した母親から、分娩時に子どもにうつる場合や(母子感染:垂直感染)、父親、家族内での感染、B型肝炎ウイルスに汚染された血液の輸血や性交渉からの感染(水平感染)等が知られています。
また、知らない間にキャリアになった家族から子どもに感染してしまう可能性もあります。
ワクチンを接種することで、体の中にB型肝炎ウイルスへの免疫(抵抗力)ができます。免疫ができることで、一過性の肝炎の予防、キャリアになることを予防でき、まわりの人への感染も防ぐことができます。
接種ワクチン
組換え沈降B型肝炎ワクチン(不活化ワクチン) 0.25ミリリットル
対象者
0歳児のお子さん
(1歳の誕生日の前日まで、対象者です。)
対象者から除外される方
HBs抗原陽性の妊婦から生まれた乳児として、健康保険により、B型肝炎ワクチンの投与(抗Hbs人免疫グロブリンを併用)を受けたお子さんは、定期予防接種の対象者とはなりません。
接種回数
1歳になる前までに 3回の接種を終える必要があります。
接種間隔
1回目→(27日以上あける)→ 2回目→→→→→→3回目
(3回目接種:1回目の接種から、139日以上あける)
(注)2回目の接種:1回目の接種から4週間後の同じ曜日から接種できます。
(注)3回目の接種:1回目の接種から20週間後の同じ曜日から接種できます。
標準的な(おすすめする)接種期間
生後2か月から生後9か月になるまで