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平成24年仕事始め式 市長訓示

更新日 2012年2月16日 情報発信元:秘書広報課

平成24年仕事始め式 市長訓示 

 新年明けましておめでとうございます。
 職員の皆さんには、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また、皆さんには昨年も、それぞれの部署で市政の推進に努められるとともに、東日本大震災や新潟・福島豪雨など被災地の支援活動にも従事を頂き、誠にありがとうございました。
 
 さて、昨年は1月の大雪に始まり、東日本大震災と福島第1原発の事故、台風9号や12号に伴う大水害など、数多くの災害に見舞われた1年でした。
 また、歴史的な円高の進行や欧州の債務危機により、日本経済を取り巻く環境も一段と厳しさを増した1年でありました。
 
 こうした中、昨年の本市を振り返ってみますと、3月に市総合計画基本計画を改定しました。
 改定に当たって私は、現在の日本を覆っている閉塞感は近年、日本人が目先の利益に踊らされ、短期的な成果を追い求め過ぎた結果、人と人との絆や自然との共生を余りにも軽視してきたことに大きな要因があり、越前市では長期的な視点に立って「人づくり、ものづくり、まちづくり」に取り組んでいきたいとの強い問題意識を持っていたことから、コウノトリが再び飛来することを夢見て、「環境調和型農業や里地里山の保全再生に力を注ぐ」ことや子どもたちの「夢を育む教育を推進する」ことなどに積極的に取り組み、人と人との絆や自然との共生を重視した、安定感と安心感のある越前市づくりを進めていくことを基本計画に位置付けたところです。
 この基本計画を推進する取組みとして、3月に「市コウノトリが舞う里づくり構想」を策定するとともに、同じく3月に「全国有機農業の集いin福井県越前市」を、10月には「2011コウノトリが舞う里づくり大作戦」を開催しました。
 その成果としては、減農薬・減化学肥料の特別栽培米の本市での作付面積が県全体の43%を占めたことや冬水田んぼが230haまで拡大したことなどが挙げられます。
 
 また、12月10日には兵庫県から待望のコウノトリのつがいが本市に移送され、市内での飼育・繁殖の取組みも始まりました。
 順調に進めば、本市で産卵・孵化し、生まれ育ったコウノトリがやがて放鳥され、市内に定着することが期待されており、引き続きコウノトリが舞う里づくりの推進を図りながら、コウノトリが定着できる自然環境の保全再生や環境調和型農業の推進などに取り組んでまいります。
 
 一方、子どもたちの夢を育む教育については、(財)日本サッカー協会と平成21年に締結した協定に基づき、昨年も市内の全ての小中学校で日本サッカー協会から派遣された「夢先生」による「夢の教室」が開かれ、子どもたちが夢を持つことの大切さを学びました。
 また、協定に謳われている「越前市を全国にPRする事業」として、「第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会」のポスターや賞状等に越前和紙が採用されるとともに、10月には貴乃花親方が「夢先生」として来越し、コウノトリが舞う里づくりの推進や食育フェアの開催にご協力をいただきました。
 この他、「第60回記念たけふ菊人形」や「第30回菊花マラソン大会」を成功裏に開催できたこと、「日経グローカル」誌の「持続可能な都市」の全国ランキングで本市が全国49位に選ばれたこと、県内で初めて越前打刃物の包丁をモチーフにした新しいデザインのナンバープレートを125CC以下のバイクに交付したことなど、実に多くの取組みを推進することができました。
 さらに、年末にはコウノトリの移送に加え、ショッピングセンター・シピィの営業再開に向けた工事着工や北陸新幹線の敦賀までの延伸決定との朗報も届き、厳しい社会経済情勢の中にあっても、確実に市政の推進を図ることができた1年であったと考えています。
 特に、北陸新幹線については、昭和48年の整備計画決定から38年という長い歳月を経て、12月26日に白山総合車両基地・敦賀間の新規着工が決定したことは実に感慨深く、率直に喜んでいるところです。
 今後も、県や関係機関と連携して、敦賀までの一日も早い開業を引き続き国に働き掛けていくとともに、「南越駅」(仮称)は県内4つの設置駅の中で唯一の新設駅となることから、中心市街地の活性化など総合的なまちづくりのあり方も考慮に入れ、「南越駅」(仮称)の計画的な整備に取り組んでいきたいと考えています。
 
 さて、新たな年を迎え、今年1年の抱負としては、昨年は数多くの災害に見舞われた年であったことから、市地域防災計画を全面的に改定し、原子力災害への対応を含む地域防災力の充実強化を確実に図ってまいりたいと思います。
 また、歴史的な円高の進行や欧州の債務危機などを背景に、企業の経営や雇用の維持に対する不安感・危機感が市民の間に広がっていることから、経済・雇用対策の推進に引き続き努めてまいりたいと思います。
 この他、昨年は産業活性化プランの改定や下水道整備基本構想の策定など市の重要な計画づくりを進めましたが、本年は市有建築物耐震化計画や男女共同参画プラン実施計画の改定、子ども条例や犯罪被害者等支援条例の制定、第5期高齢者福祉保健計画・介護保険事業計画の策定などを行い、その推進を図ってまいります。
 
 本年も市民の期待に応え、市政の推進を図っていくには、全職員がコツコツと課題に取り組み、当たり前のことを当たり前に実践する風土を庁内に築いていくことが肝要です。
 一人ひとりの職員の小さな実践の積み重ねが、結果として大きな成果を生み出し、着実な市政の発展につながっていくものと私は考えています。
 当たり前の取組みが確実に実践できる組織は、災害など危機の到来に対しても強靭であり、一人ひとりの市民を大切にする温かい施策の推進につながっていきます。
 併せて、一人ひとりの職員を大切にする温かい組織風土の形成にもつながっていきます。
 職員の皆さんには、是非とも越前市の将来に大きな夢を描き、それぞれの部署で職務に精励し、「現地現場主義」の実践を通して市民のニーズを的確に汲み取り、市民の期待に応えて本年も市政の推進にご尽力を頂きますようお願いします。
 結びに、皆さんが本年も心身ともに健康で、市民福祉の向上のために大いに活躍されることを祈念して、平成24年の「仕事始め式」の訓示といたします。
 本年も、よろしくお願いします。

                      平成24年度職員訓示
                                  仕事始め式


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