平成23年8月 定例記者会見
■ 日時 平成23年8月31日(水曜日) 午後1時30分から午後3時まで
■ 場所 大会議室
■ 内容 下記のとおり
市長あいさつ
記者の皆様には、日頃より市政の運営に対しましてご理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。
最初に、最近の市政の取組みとして、平成24年度に向けた国・県への重要要望と財政健全化の判断比率の2点についてご報告します。
【国・県への重要要望】
本市の重要事業の早期実現を目指して、平成24年度に向けた国・県への重要要望書を7月26日に西川知事へ提出しました。
本年度の重要要望は、最重要課題である重点事項が10項目、重要事項が22項目の計32項目であります。
従来からの「東西骨格幹線道路の整備促進について」などに加え、新規の重点項目として「原子力防災体制の整備等について」などを掲げ、東京電力福島第1原子力発電所の事故を踏まえ、原子力関連施設の安全確保はもとより、EPZの拡大など原子力防災体制の強化、原子力立地周辺地域における風評被害への対応等について支援を強く要請した次第であります。
今後の国政の動向により、公共事業等の進捗に大きな影響が出ることも危惧されますが、関係機関の一層の支援と協力を求め、引き続き要望内容の実現に努めてまいります。
【財政健全化の判断比率 】
次に、市の財政が健全であるか否かを判断する基準となる平成22年度市決算に基づく財政健全化の判断比率につきましては、実質赤字比率と連結実質赤字比率は各会計とも実質黒字のため該当せず、実質公債費比率は12.7%、将来負担比率は112.3%と、いずれも早期健全化の基準値のクリアーは当然のことながら、昨年度よりも数値の改善を図ることができました。
しかし、本市を取り巻く経済雇用情勢は不透明感を増していることから、今後も健全財政を維持できるよう行財政改革に積極的に取り組むとともに、市民が安全と安心を実感できる暮らしの実現を目指して、引き続き「元気な自立都市 越前」の創造に努めてまいります。
それでは、本日の発表項目に移らせていただきます。
1つ目は、9月7日に開会する「平成23年第5回市議会定例会への提出議案」についてであります。議案の内訳は、予算案が3件、決算案が15件、条例案が4件、一般議案が2件です。
まず、9月補正予算案についてご説明いたします。
補正予算の額は、
・一般会計が1億7,600万円
・特別会計が1億1,430万6千円
・合計額は 2億9,030万6千円 であります。
9月補正予算案は、県の6月補正予算により内示を受けた事業や、5月の大雨による災害復旧事業等をはじめ、東日本大震災の知見に基づく市の備蓄物資の拡充など、必要額を計上いたしました。
予算の概要としましては、6月に実施した市災害時対応訓練で明らかとなった課題等について、検証会議の開催を踏まえ、東日本大震災の教訓と併せて、計画的に備蓄品や資機材の充実を図ることとし、通信手段の途絶時に避難所との情報伝達手段を確保するため、高出力デジタルトランシーバーを各拠点基地と広域避難場所に配備することといたします。
併せて、非常用発電機の配備充実、非常食としてのアルファ米等の備蓄、マットレスやパーテーションの整備を進めてまいります。また、市独自に放射線量測定器も購入いたします。
さて、市内の財団法人が解散するに当たり、このたび財団所有の美術品及び茶室一式を設置費用も含め、市に寄贈したいという申し出をいただきました。市では、ふるさとギャラリー叔羅へ茶室を設置することとし、施設のさらなる活用を図ってまいります。
茶室は、本年度中に移設を終え、寄贈の引渡しを受けた後、来年度から広く一般に開放して活用する予定であります。併せて、叔羅の展示室のリニューアルや駐車場の舗装など施設の改修を行い、歴史と文化を生かしたまちづくりを一層推進していきたいと考えています。
なお、これらの財源となる歳入予算として、
・国庫支出金 1,208万4千円
・県支出金 5,672万7千円
・寄附金 200万円
・諸収入 996万円 などを計上いたしました。
次に、2つ目の発表項目の「2011たけふ菊人形」について申し上げます。
今年で60回目を迎えるたけふ菊人形については、「江姫と戦国の女たち」をテーマに、10月1日から11月6日までの37日間の開催計画で準備を進めています。
特に、第60回を記念して10月1日を「市民感謝デー」とし、9月15日発行の市広報に市民感謝デーの「無料入場券」を掲載して、市民の入場を無料といたします。
この他、世界一大きなメガ菊人形やジャンボトピアリーの製作、東日本大震災にかかる支援事業などを実施するとともに、会場のレイアウトを見直し、野外ステージやフードコート方式を取り入れた食事会場などを設置し、入場者数の増加につなげていきたいと考えています。
次に、3つ目の発表項目の「防災対策の充実」について申し上げます。
災害時の情報伝達手段として、防災行政無線、サイレン吹鳴、緊急情報メールなどに加え、より多くの市民に対し緊急情報の伝達を拡大するため、株式会社NTTドコモのエリアメールサービスに加入し、防災の日である9月1日より運用を開始いたします。
また、原子力災害への市民の不安に応えるため、東京電力福島第1原子力発電所の事故において半径20㎞を超える広い範囲まで避難対象区域が設定されたことから、近県で本市と同じような原子力発電所との位置関係にある石川県七尾市との間で、住民の避難対策を含めた災害時相互応援協定の締結準備を進めているところです。
併せて、既に災害時相互応援協定を締結している他市とも、原子力災害への対応に関して調整を行ってまいります。
次に、4つ目の発表項目の「原付オリジナルナンバーデザイン」について申し上げます。
県内で初めて、原動機付自転車にオリジナルナンバープレートを導入するためのデザインを6月末まで公募したところ、全国から118点の応募があり、審査の結果、越前打刃物をモチーフとしたデザインが選ばれました。
このデザインによる新しいナンバープレートの交付を10月3日から開始し、「動く広告塔」として本市のPRとイメージアップを図ってまいります。
次に、5つ目の発表項目の「2011コウノトリが舞う里づくり大作戦」について申し上げます。
本市の里地里山の自然環境と生物多様性の保全再生を進め、「コウノトリが舞う里づくり構想」を全市域で推進していくため、昨年に引き続き「2011コウノトリが舞う里づくり大作戦」を10月15日に開催し、全国で先進的な取組みを実施しているNPOなどの事例発表や情報交換を行うシンポジウムを開く予定です。
なお、今回の大作戦は、福井県主催の「ふくい環境フェアー2011」との共同開催を予定しております。
次に、6つ目の発表項目の「サッカー天皇杯のポスター、チラシ、賞状」について申し上げます。
本市と(財)日本サッカー協会が平成21年4月に締結した協定の中に謳われている「越前市をPRする事業」として、本年度の第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会のポスターとチラシ、賞状に越前和紙が使用されることとなりました。
日本サッカー協会の協力を得て、引き続き越前和紙の振興に努めてまいります。
最後に、越前和紙の里を舞台とした映画「HESOMORI-ヘソモリ」が9月3日から県内3つの映画館で上映されますが、それに先立ち、9月2日午後2時30分より、和紙の里の大瀧神社において、入谷監督と出演者の永島敏行さん等が映画のヒット祈願を行います。
各報道機関におかれましては、是非とも取材のご協力をよろしくお願いいたします。
以上で、私からの説明は終わります。
引き続き、発表項目の詳細を各担当課からご説明いたします。
発表項目
1 平成23年第5回越前市議会定例会提出議案
(1)条例案 9月議案一覧(PDF形式:222KB)
(2)平成23年度 9月補正予算案 9月補正予算の概要(PDF形式:214KB)
2 2011たけふ菊人形
3 防災対策の充実
4 原付オリジナルナンバープレートデザイン発表
5 2011コウノトリが舞う里づくり大作戦」開催案
6 サッカー天皇杯のポスター、チラシ、賞状
7 その他
質疑応答
条例案
【質問】 なし
平成23年度9月補正予算案
【質問】
放射線量測定器の購入について、本来、地域防災計画の見直しに合わせて配備するものと考えるが、今回、先行投資的に配備する理由は。
【回答】
基本的には、国の原子力防災指針が改定され、EPZの見直しが行われたのを受けて、県の原子力防災計画が見直され、それを受けて越前市の地域防災計画原子力防災対策編が策定されてからだと考えます。
今日まで、国・県には早く改定をして欲しいと要請しており、EPZの見直しや必要な資機材の整備も強く求めています。
西川知事からも、国の改定と同時期に県の計画も改定したいので、県内の市町の計画も連携して直ちに改定されるのが望ましいとの示唆を受けております。それを受けて、本市でも6月に地域防災計画改定の準備会議を設置して検討を深めています。
国・県に合わせて市も計画を見直すことで、国・県・市の役割を明確に位置付けることができ、資機材等の重複投資も避けることができると考えますが、原子力防災計画が策定されEPZ圏内にある敦賀市や南越前町では、既に放射線量測定器が導入されていることから、この分野は市で取り組むべきものになると判断し、特定できるものから速やかに実施することが、市民の不安に早く応えることになると考え、前倒しで補正予算に入れることとしました。
2011たけふ菊人形
【質問】
たけふ菊人形60回に当たっての意気込みを。
【回答】
60年間続いたのは画期的だと思います。市では、自然と調和したまちづくりを進めていますが、菊という素材で様々なイベントとの連携がされており、60回の節目に更に継続して発展を目指したいと思います。
その上で、今回は市民参加を意識して準備してきましたので、市民の皆さんに活動いただき、市民の菊人形だという誇りを強く持ってもらいたいと思います。
更に、「がんばろう日本プロジェクト」で、被災地の物産販売や観光PRなどに力を入れた支援を行います。
「絆」が越前市のまちづくりで力を入れているテーマなので、市民の皆さんに協働という形で参画をしていただく中で、菊人形の成功に向けて取り組んでいきたいと思います。
防災対策の充実
【質問】
七尾市との災害時相互応援協定の経緯について。
【回答】
今回の福島原発の事故を受け、住民避難が越前市の大きな検討課題となっています。
越前市では、北と東が原発からの住民避難の方向性であり、東の岐阜県には高山市・本巣市と、防災協定を締結している友好都市があり、北の方は富山県に砺波市がありますが、石川県には防災協定の市がありません。
5月に、金沢市長と七尾市長に、前田利家が越前→七尾→金沢と国替えをしたことから、3市で観光・文化の交流をしようと提案し、了解を得ています。
その縁で、たまたま志賀原発と七尾市の関係と、敦賀原発と越前市の関係が似ており、両市が協定を結べば大きなメリットがあると七尾市に提案したところ、スムーズに話が進み、今回の発表となりました。
【質問】
協定の内容は、具体的にどういった感じになるのか。
【回答】
生活必需品の確保、資機材の提供、被災者の救出、職員派遣、被災者を一時収容するための施設の提供、被災した児童生徒の受入などになります。
原付オリジナルナンバープレートデザイン発表
【質問】なし
2011コウノトリが舞う里づくり大作戦」開催案
【質問】なし
サッカー天皇杯のポスター、チラシ、賞状
【質問】
紙漉きはいつ頃からするのか。
【回答】
11月下旬の納期の1ヶ月前ぐらい、10月下旬から始めます。
その他
【報告】
映画「ヘソモリ」の今後の上映予定について
【質問】
野田新内閣へ、市長はどう期待するか。
【回答】
同じ松下政経塾の出身であり、今回の就任を大変うれしく思っています。人望がある方なので、手堅い政治手法でしっかりと党内をまとめ、野党とも話し合い、官僚機構を上手に使って政策推進に当たっていただくことを期待しています。




