越前和紙の里がある岡本地区五箇から、夢を持って細幅織物を製造して
海外進出している企業を仁愛大学生の岡さんがレポートします。
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『井上リボン工業株式会社』
■本社 越前市千原町2丁目6番 ■創業年 昭和23年3月1日 ■資本金 4000万円 ■従業員数 150人
■事業概要 1.衣料資材(インナー、アウター、スポーツ) 2.ラッピング用リボン 3.工業資材用テープ
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| 本社 | 第1工場は創業当時の趣きを残す木造2階建 | サンプル室 |
モノづくりへのポリシーを教えてください
オリジナリティーで勝負
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| (説明)生産管理部長 井上 博之さん | (レポーター)仁愛大学3年 岡 美朋里さん |
(井上部長) 当社は、昭和23年に細幅織物製造会社として創業を開始し、現在ではインナーやアウターなどの衣料資材、ラッピング用リボン、工業資材用テープ等の製造、販売を行っている会社です。
国内約250社と取引しており、主力製品であるインナーウェアを始め、ファッション、スポーツなど様々な分野で当社の製品は使用されております。
市場の多様なニーズに応えるため、マーケットの動向を鋭く捉える企画開発部門を設け、企画・開発から製造、染色、検品、出荷まで独自に行う一貫生産体制で高品質を維持し、ユーザーに応えています。
ものづくりや海外進出を行う上で大切にしているのは独自性です。オリジナリティー溢れるデザインや高い機能性など、当社にしかできない商品開発を行うことで、他社製品との差別化を図っています。そのため、研究・開発・企画に特に力を入れ、1本の糸が髪の毛の4000分の1の細さを持つ特殊繊維を使用し、滑り止め効果のある製品や、吸水・速乾機能、汚れ落ち機能などで先進的な商品開発を行っています。
また、リボンの可能性に挑戦する『リボンプロジェクト』では、異分野のクリエーターとコラボレートしてランプシェードや花器を全てリボンで作るなど、斬新な商品開発を行っています。
『社員一人ひとりの創造力とチャレンジ精神で新たな可能性を生み出す』 この積極的な姿勢こそ井上リボンのポリシーです。
井上リボンの製品は私たちの生活のどこに使われてるのか
衣料資材のインナー部門では、ブラジャーのストラップやアンダーテープ、メンズショーツのロゴ部分、骨盤矯正ベルトのストレッチ部分など体をやさしくサポートする箇所に使用されています。
各下着メーカーは、蒸れにくさや動きやすさを考えた高い機能性を持った下着を開発しており、それをサポートする製品を作っています。
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ストラップ(肩紐)やアンダーテープ部分に 伸縮性のある素材が使われています |
ロゴの入ったゴム部分を 織り機で織っています |
ファッション部門は、めまぐるしく流行が変わるために、常に新鮮な情報と迅速なデザイン開発が求められます。そこで1日に3~4点の試作品を作って各社に提供するなど、スピーディーな開発に心掛けているそうです。
最近ではスマートフォンを手袋をしたままでも使用できるように、指先に貼る導電性を持ったテープも製造しています。
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| 衣服にアクセントを与えるリボン | 指先に見えるのが導電性のあるテープ |
スポーツ関連部門では、ジャージのラインテープや袖のゴム、ユニフォームの襟の部分などを製造し、各メーカーに提供しています。
前回の世界陸上では、日本代表のユニフォームの首回りのラインテープにも採用されました。
その他、消臭機能や汚れ落ち機能が付いた生地も生産していて、いろいろな商品に使われています。
| インパクトのあるラインテープ |
今後についてはどうお考えですか
(井上部長) 当社ならではのハイテク系製品を充実させていきたいと考えています。
また、産業資材、特に車などの軽量化につながるような製品開発にも力を入れていきます。
日本で開発した最先端商品をできるだけ安く海外に提供し、中国向けの輸出もさらに伸ばしていきたいです。
取材して
(岡) 私のイメージでは、リボンといえばラッピングのものだと考えていましたが、売り上げに対してラッピング用は5%以下ということに驚きました。
インナーやファッション、スポーツなど様々な分野で機能的な製品を生産しており、常に消費者の思いを考え、製品に取り入れている企業さんだと思いました。
細やかなところまで考えられた製品を拝見して、独自の発想を大事にする井上リボンさんのこだわりがよくわかりました。
(レポーター) 仁愛大学3年 岡 美朋里さん (編集)越前市秘書広報課










