越前府中・前田利家紀行「戦国武将のゆかりの地をたずねて」

大文字屋跡(だんもんじやあと)
越前市天王町

大文字屋稲荷社  大文字屋は近江国の戦国大名浅井氏の縁者といわれ、越前府中に移り商人となりました。また、大文字屋は利家が府中在城のころ、寿福院(加賀藩3代藩主利常の生母)の妹を娶(めと)り、文室(ふむろ)金山支配の御用を勤めていたなど、利家との関係が記されています。さらに当家は利家より家屋敷・扶持米(ふちまい)・本陣役などの特権が与えられていました。
 府中領主本多氏のもとでも、大文字屋は代々茂左衛門を襲名し、町代や加賀前田家の本陣宿などの諸役を勤め、町人として特権を許されていました。
 大文字屋は現在、旧北陸道に面した一角に屋敷跡が残り、屋敷の奥には当家の屋敷神であった稲荷社が建っています。
関連人物
前田利家(1538〜1599)
千世(千代保・寿福院、1570〜1631)